dandeです。
今回は、12月8日発売予定のストラクチャーデッキ-ソウルバーナー-に収録される《サラマングレイト・ロアー》を取り上げます。
このカードの登場で、【転生炎獣】は、専用の妨害札まで手に入れることとなりました。
環境デッキとなった【剛鬼】【オルターガイスト】に追い付こうと強化が続いています。主人公デッキである【サイバース族】も強力であり、ここからの巻き返しに注目ですね。
目次
【《サラマングレイト・ロアー》】
カウンター罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドに「サラマングレイト」リンクモンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自身と同名のモンスターを素材として「サラマングレイト」リンクモンスターが自分フィールドにリンク召喚された場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
発動条件は、「【サラマングレイト】リンクモンスターが存在」することのみであり、《転生炎獣ベイルリンクス》を擁する【転生炎獣】にとっては、非常に緩い条件であると言えます。
カウンター罠は、最強のスペルスピードを持っており、過去にも、専用カウンター罠を与えられたカテゴリーが覇権を握ることが多く見られました。
ぱっと思いつくだけでも、《剣闘獣の戦車》《セフィラの神撃》《竜星の九支》《マジェスペクター・テンペスト》などがありますね。
【転生炎獣】もこれらの仲間入りを果たすことになりそうです。
その理由は、【転生炎獣】における魔法・罠カードへのアクセスのしやすさにあります。
【転生炎獣における回収手段】
【転生炎獣】には、魔法・罠を墓地へ送るカードと、魔法・罠を回収するカードの両方が揃っています。
・《転生炎獣ガゼル》
《転生炎獣ガゼル》を召喚・SSするだけで、デッキから《サラマングレイト・ロアー》を墓地に送ることができます。
・《転生炎獣ファルコ》
効果モンスター
星4/炎属性/サイバース族/攻1200/守1600
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「サラマングレイト」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
(2):このカードが墓地に存在する場合、「転生炎獣ファルコ」以外の自分フィールドの「サラマングレイト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻し、このカードを墓地から特殊召喚する。
《転生炎獣ファルコ》を墓地に送るだけで、墓地の《サラマングレイト・ロアー》をフィールドにセットできます。
《転生炎獣ファルコ》は、《転生炎獣ミラージュスタリオ》でデッキからSSすることができます。また、《おろかな埋葬》などの汎用カードや、《コード・ジェネレーター》なども相性が良いです。
・《転生炎獣サンライトウルフ》
《転生炎獣の聖域》で転生リンク召喚した《転生炎獣サンライトウルフ》の効果で、墓地の《サラマングレイト・ロアー》を手札に加えることができます。
上記のようなデッキギミック内で墓地送り・サーチ・回収ができるテーマが強いことは、【セフィラ】【竜星】などを見てもわかると思います。
それだけでなく、《サラマングレイト・ロアー》には、自身をセットする効果まであるのです。
【(2)効果について】
その発動条件は、転生リンク召喚。
こちらも《転生炎獣の聖域》を擁する【転生炎獣】にとっては、緩い条件ですね。
《転生炎獣ベイルリンクス》でサーチした《転生炎獣の聖域》で、《転生炎獣ベイルリンクス》を転生リンク召喚すれば、条件を満たせます。
これからは【転生炎獣】を使う時には、万能カウンターを再利用できる喜びを噛みしめましょう。
再利用した後は除外されてしまいますが、《サラマングレイト・ロアー》を2回も使えばデュエルの決着もついていると思うので、大きな問題にはならないでしょう。
どうしても3回以上使いたいという欲張りな方は、《魔晶龍ジルドラス》で除外ゾーンから持ってくるといいでしょう。(デッキにスペースがあるかは知りません)
同様のデメリットを持つ《迷い風》と相性の良いカードをチェックしてみると、なにか構築のヒントが見つかるかもしれませんね。
ではでは。