本日の一冊 『徹底抗戦』(堀江貴文 著、集英社)

dandeです。

 

本日の一冊を紹介して、簡単な感想を書くコーナーです。

 

 

  目次

 

 

【『徹底抗戦』】

 

 

徹底抗戦

徹底抗戦

 

 

先週、古本市場でたまたま見つけて購入しました。

 

本書は、2006年のライブドア事件前後に起こった様々なエピソードについて、ライブドア社長の堀江氏自身が書き下ろしたもの。

 

ライブドア事件は、証券取引法(現在の金融商品取引法)違反(偽計・風説の流布有価証券報告書虚偽記載)などの疑いで、東京地検ライブドア関係者を逮捕した事件。

当時の堀江氏の上告審での弁護人が、弘中惇一郎氏であったこともあり、どうしても日産前会長・カルロス・ゴーン氏のことと重なってしまいます。

 

先日、ゴーン氏の保釈のニュースを見て、改めて本書に目を通そうと思った次第です。

headlines.yahoo.co.jp

 

 

 

【ざっと感想】

 

 

全体を通してリアルな会話や気持ちを中心に書かれており、読み物としても十分読めます。

 

ライブドア事件自体が非常に有名な事件なので、他の書物にも記載があったりするのですが、本書は、本人が書いているだけあって全体像がより分かりやすいです。

 

「歴史は繰り返す」とよく言われますが、ライブドア事件後も、東芝オリンパスなど、数々の会計不正が発生しており、事件の教訓が十分に生かされていないような気がします。

今回の日産の件は、東京地検により逮捕者が出たという意味では、ライブドア事件に似た側面があるかもしれません。

本書を読むことで、日産の件もまた違った視点で見るきっかけになるかもしれないので、一度読んでみることをお勧めします。

 

容疑の細かい内容については、以前別の書物(会計不正に関する書物)で見ていたので、また別の観点から見ることができて面白かったです。この事件の反省で制度改正がされたそうですが、連結決算の仕組みの勉強になりました。

 

会計って難しい。

 

よくわからない締め方になりましたが、紹介は以上です。

 

ではでは。