イチローの引退会見 感想【千里の道も一歩から】

dandeです。

 

このブログの性質上、雑記はあまり書かないのですが、今日は書かざるを得ません。

なんと言っても、あのイチローですからね。

 

プロ野球ファンとしての感想になります。

 

 

  目次

 

 

【前置き】

 

 

昨日、イチロー選手が引退を表明し、翌日にかけて記者会見が行われました。

 

会見は、一部のネットTVでもライブ配信されていたので、リアルタイムで見られた方もいると思います。私はケーブルテレビで見ていました。

 

 

イチローといえば、数々の大記録を生み出し、記録にも記憶にも残るレジェンドです。

 

特に、2009年のWBC・韓国戦でのタイムリーヒットは、野球に関心の薄い人をも熱狂させ、多くの日本人の記憶に残っていると思います。

(当時、私は学生でした。あの起死回生のヒットで叫んだ一人ですが、実は胃潰瘍になっていた、という後日談には驚きと畏怖を覚えたものです。)

 

あれから10年。

現役を続けてきたことの凄さを改めて感じました。

 

会見の中にも、その姿勢のエッセンスが詰まった言葉がありました。

 

 

【心に残った言葉】

 

 

昨日の会見の中で、私が最も心に残ったのは、自身の「生き方」について語った以下の内容です。

 

人より頑張ることなんてとてもできない。

あくまでも秤(はかり)は自分の中にある。それで自分なりに秤を使いながら、自分の限界を見ながら、ちょっと超えていくということを繰り返していく。

そうすると、いつの日か「こんな自分になっているんだ」という状態になって。だから、少しずつの積み重ねでしか自分を越えていけないと思う。

一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それが続けられないと僕は考えているので。地道に進むしかない。進むだけではなく、後退もしながら、ある時は後退しかしない時期もあると思うので。

でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。でもそれは正解とは限らない。間違ったことを続けてしまっていることもある。でもそうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えないという気がしている。

 

引用部分が少し長くなりましたが、まず感じたのは、「あれだけの大記録を成し遂げた人でも、こういう考え方をするんだな」ということです。

 

ことわざで言えば、「千里の道も一歩から」に近いと思うのですが、「一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それが続けられない」というのは、私のような一般人にも実感のある考え方です。

 

「今まで残してきた記録は、いずれ誰かが抜いていく」「今日の瞬間を体験すると、10年200本安打を続けてきたこととか、MVPをとったとか、オールスターでどうたらとか、ほんと小さなことに過ぎない」という言葉にも、イチローの考え方が垣間見えていると思いました。

 

 

目標に向かって、自分の信じる道に向かって、それが間違った方向かもしれなくても、日々努力する。

 

気持ちを引き締めて、これからも頑張っていきます。

 

ではでは。