dandeです。
今回は、Vジャンプ付属カードの《抹殺の指名者》を取り上げます。
巷では、効果が判明するや否や、このカードの話題で持ちきりですね。
……乗るしかない、このビッグウェーブに!
目次
【《抹殺の指名者》】
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):カード名を1つ宣言して発動できる。
宣言したカード1枚をデッキから除外する。
ターン終了時まで、この効果で除外したカード及びそのカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効化される。
汎用・オブ・汎用。
一見してわかるその強さ。
新たな【指名者】と名のついたカードであり、これで【指名者】は 計7枚 になりましたね。
《異次元の指名者》
《闇の指名者》
《深淵の指名者》
《墓穴の指名者》
《抹殺の指名者》
《終焉の指名者》
《紅蓮の指名者》
上記のうち、《墓穴の指名者》と効果が似ていますが、あちらとは違って《抹殺の指名者》は、ちゃんとカード名を「指名」します。
速攻魔法
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及びそのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。
《抹殺の指名者》は、魔法・罠を除外することもできるので、ノーコストの《魔宮の賄賂》として使える場面もありそうです。いやー、強いとしか言いようがない。
【メタゲームに一石を投じるか】
《抹殺の指名者》で相手のカードを無効にしたい場合、当然ですが、自分のデッキに同じカードが入っていなければいけません。
つまり、《増殖するG》《灰流うらら》《無限泡影》といった大体どのデッキにも入っている汎用パーツは、軒並み《抹殺の指名者》の影響を受けることになります。
もしかすると、《抹殺の指名者》は、このような採用カードの画一化に一石を投じるために登場したのかもしれません。
その昔、《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》《星守の騎士プトレマイオス》《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》の登場で、EXデッキに採用されるカードがみんな同じになってしまうという問題が発生しました。
結局、《星守の騎士プトレマイオス》が禁止カードとなり、その状況にはいったん終止符が打たれるのですが、採用カードが均一化する(偏る)というのは、カードゲームにおいてプレイヤーが離れる原因にもなり、好ましいこととは言えません。
《抹殺の指名者》の登場で、手札誘発やサイドデッキに採用されるカードに個性が出る(変化が出る)可能性がありますね。
今後のメタゲームの変遷に注目しましょう。
ではでは。