【ルール改定の概要】
今回は、先日発表されたマスタールールの改定を取り上げます。
その衝撃的な内容に、デュエリスト界隈は混乱の渦となりました。
それは「エクストラデッキの融合・シンクロ・エクシーズモンスターは自分のメインモンスターゾーンにも特殊召喚できる」というもの。
※ ペンデュラム・リンクモンスターを特殊召喚するルールは変更なし。
ん?ちょっと何言ってるかわかりませんね。
わからない方のために、もう一度言います。
エクストラデッキの融合・シンクロ・エクシーズモンスターは、自分のメインモンスターゾーンにも特殊召喚できます。
そう、我々は9期にタイムスリップしたのです。
令和元年だと思っていたら、まだ平成だった。心は平静ではないのに平成。これ如何に。
9期と異なる点は、謎のモンスターゾーンが一つ増えていて、EXデッキのペンデュラムモンスターは謎の矢印の先にしか出せず、 そこにリンクモンスターが加わったといったところでしょうか。
リンクマーカーは、文字どおり「リンクモンスター同士をつなげるマーカー」に。
ただ厳密には、ペンデュラムモンスターもリンク先にしか出せないので、「リンクペンデュラムマーカー」と呼ぶべきですね。
改定内容を総括すると、
『8期以前の召喚法(融合・シンクロ・エクシーズ)が復権し、9期以降の召喚法(ペンデュラム・リンク)が弱体化した。』
と言えます。
【率直な感想】
私はシンクロ召喚が好きなので、今回の改定は、率直に良かったです。
今回の改定により、EXデッキにリンクモンスターを採用しなければいけないという暗黙のルールがなくなり、デッキ構築の自由度が上がったことは歓迎すべきでしょう。
リンクモンスターには、素材指定が緩いものが多く、効果も総じて強力。
融合素材を指定する融合モンスター、チューナーを要求するシンクロモンスター、同じレベルを指定するエクシーズモンスターは、どうしても次点にならざるを得ませんでした。
この現状に風穴を開けたのは評価できます。
アニメ再現もしやすくなっており、ファンデッキ界隈の方にとっても朗報だと思います。
インフレが加速する懸念はありますが、もうすでにリンクモンスターのインフレが暴走状態なので、今更それを言っても仕方ないと思います。
4月からのリミットレギュレーションで、融合・シンクロ・エクシーズにも大きいテコ入れが来ると思いますし、それに期待するしかなさそうです。
大会プレイヤーにとってはどうなのでしょう。
私はすでにガチの遊戯王からは退いているので、具体的な感想を持ちませんが、リンクシステムを前提に構築を研ぎ澄ませてきた方々からすると、構築を根本的に見直す必要に迫られ、なかなかに大変かもしれません。
構築の見直しは、もちろんファンデッカーも同様なので、4月に向けていろいろと試していく必要がありますね。
これまでどおりマイペースで考えていきます。
ではでは。