感想『新・ほんとうにわかる経営分析』(高田直芳 著、ダイヤモンド社)

dandeです。

 

今回は、読書記事。

 

 

  目次

 

 

【『新・ほんとうにわかる経営分析』】

 

 

[決定版] 新・ほんとうにわかる経営分析

[決定版] 新・ほんとうにわかる経営分析

  • 作者:高田 直芳
  • 発売日: 2016/02/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

会計・経営分析の基礎を学べる基本書です。

 

ただ基本書と言っても、割と難しい話にも踏み込んでいるので、入門レベルの簿記知識はあった方が読みやすいでしょう。

 

このブログで紹介した本でいえば、『会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ-500年の物語』は、読み物としても入門書としても良かったです。

 

dandee.hatenablog.com

 

本書の特徴は、その目次を見れば一目瞭然ですが、かなりラフな調子で書かれています。

(例えば、第1章の目次は、「はい、こちら粉飾決算研究所です」。第11章の目次は、「いでよ!キャッシュフロー分析」

 

経営指標などの話になると、難しいと思って敬遠してしまう方もいるためでしょうかね。

 

 

【読んだきっかけ・感想】

 

 

本書を読んだきっかけは、前回紹介した『官僚に学ぶ読書術』におすすめ本として掲載されていたからです。

 

dandee.hatenablog.com

 

詳しい会計本を読まずとも、基本的な会計知識、財務・経営指標はこれでわかるということだったので、なら一度読んでみようと思った訳です。

 

私の会計知識は、日商簿記2級レベル。そして管理会計を少しかじった程度です。

株式投資が好きなので、ある程度の財務・経営指標は勉強したつもりです。

 

そんな私ですが、序盤の損益計算書貸借対照表にまつわる指標はスッと理解できましたが、回転率・回転期間の辺りから雲行きが怪しくなり…。

 

キャッシュフロー計算書、資金繰り表の頁は、やはり難しかったですね。

なんとか理解はしたつもりですが、読むスピードがガタンと落ちてしまいました。

 

改めて全体を通して見ると、うまくまとまっているなと感じます。

本書の内容をひととおり理解できれば、基本的な経営指標はばっちりでしょう。

 

終盤の頁には、公認会計士の業務である会計監査にまつわる話が書かれています。

東芝の不適切会計(なぜか粉飾決算とは呼ばない)の粉飾手法など、キャッチ―な話題もあり、興味深く読めました。

 

感想は以上です。

 

ではでは。