dandeです。
今回は、読書記事。
目次
【『新・ほんとうにわかる経営分析』】
会計・経営分析の基礎を学べる基本書です。
ただ基本書と言っても、割と難しい話にも踏み込んでいるので、入門レベルの簿記知識はあった方が読みやすいでしょう。
このブログで紹介した本でいえば、『会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ-500年の物語』は、読み物としても入門書としても良かったです。
本書の特徴は、その目次を見れば一目瞭然ですが、かなりラフな調子で書かれています。
(例えば、第1章の目次は、「はい、こちら粉飾決算研究所です」。第11章の目次は、「いでよ!キャッシュフロー分析」)
経営指標などの話になると、難しいと思って敬遠してしまう方もいるためでしょうかね。
【読んだきっかけ・感想】
本書を読んだきっかけは、前回紹介した『官僚に学ぶ読書術』におすすめ本として掲載されていたからです。
詳しい会計本を読まずとも、基本的な会計知識、財務・経営指標はこれでわかるということだったので、なら一度読んでみようと思った訳です。
私の会計知識は、日商簿記2級レベル。そして管理会計を少しかじった程度です。
株式投資が好きなので、ある程度の財務・経営指標は勉強したつもりです。
そんな私ですが、序盤の損益計算書・貸借対照表にまつわる指標はスッと理解できましたが、回転率・回転期間の辺りから雲行きが怪しくなり…。
キャッシュフロー計算書、資金繰り表の頁は、やはり難しかったですね。
なんとか理解はしたつもりですが、読むスピードがガタンと落ちてしまいました。
改めて全体を通して見ると、うまくまとまっているなと感じます。
本書の内容をひととおり理解できれば、基本的な経営指標はばっちりでしょう。
終盤の頁には、公認会計士の業務である会計監査にまつわる話が書かれています。
東芝の不適切会計(なぜか粉飾決算とは呼ばない)の粉飾手法など、キャッチ―な話題もあり、興味深く読めました。
感想は以上です。
ではでは。