dandeです。
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今回は、誰しも一度は組んだであろう混合デッキについて考えてみましたヾ(・ω・*)ノ
— dande@ジェネクスと歩む遊戯王日記 (@dande37413776) 2021年1月9日
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混合デッキの構築論【遊戯王紅白…https://t.co/v2UW2JMC6G
今回は、遊戯王の醍醐味の一つである「混合デッキ」について書いていきます。
「混合デッキ」とは、2種類以上のテーマを混ぜたデッキのことです。
古くは【トマハン】【ネフロード】から、【アンデライロ】【TG代行】【ヴェルズラギア】【暗黒魔轟神】【AF先史遺産】と続き、9〜11期では【SR幻影彼岸】【EMEm】【恐竜真竜】【ヌメロンエルドリッチドラグーン】などが有名ですね。
皆さんは、混合デッキを組んだことがありますか?
私はあります。
というより、ほぼ全てが混合デッキです。
理由は単純。
単体デッキよりも「先の展開が予測できなくて楽しいから」。
デッキビルドパック産テーマからもわかるように、公式のデザイナーズデッキ(単体デッキ)推しは年々顕著になっており、混合デッキはユーザーによるオリジナルデッキが大半です。
そんな混合デッキについて、改めて考えました。
人はなぜ混合デッキを組むのだろう、と。
異なるテーマを混ぜる理由は人それぞれですが、今回は大きく5つのパターンに分けてみました。
① 種族・属性・レベルが同じ
② 種族・属性・レベルが異なる
③ 共通の展開パーツがある
④ 共通の発動トリガーがある
⑤ テーマの特徴が噛み合っている
構築の発想が浮かびやすい順に並べています。
形式的な理由である①②に軽く触れてから、③〜⑤を通して混合デッキの構築パターンをカジュアル目線で解説することが本記事の趣旨です。
① 種族・属性・レベルが同じ
最も分かりやすいパターン。
特定の種族・属性をサポートするカードは非常に多く、モンスターを主体としたデッキを組むなら、まずはここを検討するはずです。
《緊急テレポート》のように、種族サポートの枠を超えて「○○○族といえばこのカード!」というものも存在します。
《龍の鏡》を切り札としたいなら、【ドラゴン族】テーマの混合デッキとすればいいですね。
リンクヴレインズパックで多数の種族汎用リンクモンスターが登場したことも重要でしょう。
【戦士族】サポートの《聖騎士の追想イゾルデ》、【機械族】サポートの《幻獣機アウローラドン》、【鳥獣族】サポートの《王神鳥シムルグ》などが代表例です。
これらサポートカードのおかげで、「同じ種族だから」「同じ属性だから」は混合デッキを組む十分な理由になります。
では次に「レベルが同じ」はどうでしょう。
これは主にエクシーズ召喚が該当しますね。
ギミック単位でいえば、【レベル4】を共通項とした【クラウンブレード】(《Em トリック・クラウン》+《H・C サウザンド・ブレード》を組み合わせた【ランク4】生成ギミック)がわかりやすいと思います。
これらを採用する理由は、【Em】デッキを組む訳でも【H・C】デッキを組む訳でもなく、【ランク4】を出すために混合させているという点がポイントです。
他にも《同胞の絆》のように、「レベルが同じ」を要求するカードはいくつかありますね。
② 種族・属性・レベルが異なる
①と真逆のことを言っていますが、ここで取り上げるのは種族・属性・レベルが異なることを前提としたテーマ群です。
最も有名なのは【カオス】でしょう。
【カオス】を採用する時点で、【闇属性】テーマと【光属性】テーマを混合させることが求められます。
種族が異なることを前提としている代表例は、【鉄獣戦線】です。
【鉄獣戦線】が登場したおかげで、【獣戦士族】と【鳥獣族】を組み合わせたデッキも組みやすくなりました。
展開力が高いが制圧力に欠ける【炎星】と、制圧力の高い《王神鳥シムルグ》+《烈風の結界像》とを合わせる構築が可能になったということですね。
レベルが異なることを前提としているのは【暗黒騎士ガイア】。
【カース・オブ・ドラゴン】との混合を意識した新規カードの登場で、混合デッキとして認知されるようになりました。
【暗黒騎士ガイア】では【カース・オブ・ドラゴン】以外の【レベル5・ドラゴン族】との組み合わせも可能なので、《カタストルの影霊衣》を採用した【暗黒騎士ガイア影霊衣】という構築ができます。
サーチ・サルベージ手段が多い《カタストルの影霊衣》を採用し、《走破するガイア》の発動をしやすくするという意図です。
このデッキの詳細な解説を知りたい方は↓↓
③ 共通の展開パーツがある
ここからは、種族・属性・レベル以外の共通点について見ていきます。
混合デッキを組むにあたって、共通の展開パーツがあるかどうかも重要です。
《レスキューラビット》を共通の展開パーツとする【ヴェルズラギア】辺りはわかりやすいのではないでしょうか。
《レスキューラビット》の効果で《メガロスマッシャーX》または《ヴェルズ・ヘリオロープ》をSSし、《エヴォルカイザー・ラギア》か《ヴェルズ・オピオン》をエクシーズ召喚するデッキですね。
私のデッキを例に出すと、《サモンチェーン》を共通の展開パーツとした【イビルツイン】+【トリックスター】デッキがあります。
【イビルツイン】の強みは《Live☆Twin キスキル》(または《Live☆Twin リィラ》)1枚から動ける安定感です。
これらにアクセスできるカードも多く、初動札は十分なのですが、弱点はその初動を止められると脆いこと。
《Live☆Twin キスキル》の効果を《灰流うらら》などで無効にされると、後続が出せなくなるのです。
それを解決するのが上記の《サモンチェーン》。
モンスターを追加召喚することで、《Live☆Twin キスキル》+モンスター1体で《Evil★Twin キスキル》をリンク召喚できます。
↑↑ の記事にも書いたとおり、《サモンチェーン》は【トリックスター】で使われるカードでもあります。
名称ターン1制限のないサーチ効果を持つ《トリックスター・キャンディナ》を繰り返し召喚できるからですね。
【イビルツイン】と【トリックスター】という2つのテーマを《サモンチェーン》が繋げたという構図。
それに加えて《混沌領域》と《輝白竜ワイバースター》《暗黒竜コラプサーペント》を採用しているのもポイントです。
《輝白竜ワイバースター》は召喚権を使わずにSSできるため、《Live☆Twin キスキル》の効果を止められても《Evil★Twin キスキル》のリンク素材になれます。
《混沌領域》で《Evil★Twins キスキル・リィラ》をサーチできるのも、シナジーが効いています。
【トリックスター】のリンク1《トリックスター・ブルム》2体をリリースすれば、《Evil★Twins キスキル・リィラ》がSSできる点も見逃せませんね。
最終的には3つのテーマがうまく噛み合う形となり、満足のいく構築ができました。
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もうひとつ例を挙げると、【マギストス】+【Em】デッキがあります。
【マギストス】【Em】はともに【レベル4・魔法使い族】が中心のテーマであり、「種族・属性・レベルが同じ」(上記②)の要素も入っています。
共通の展開パーツは、《三賢者の書》と《絶火の大賢者ゾロア》。
いずれも【レベル4・魔法使い族】を場に展開する効果を持っています。
近日発売される新規【マギストス】Xモンスターも、「属性の異なる魔法使い族モンスター2体」を召喚条件としており、混合デッキに適していますね。
【Em】混合型のデッキパワーは、さらに上がるでしょう。
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④ 共通の発動トリガーがある
次は、発動トリガーについて。
有名なデッキでは【暗黒魔轟神】が該当します。
【暗黒界】と【魔轟神】は、手札から捨てられた・墓地に送られた時に効果発動するので両方を混ぜるメリットがありますね。
古いデッキでは、効果破壊をトリガーとして自己再生する《ネフティスの鳳凰神》と《ヴァンパイア・ロード》を組み合わせた【ネフロード】も候補。
私のデッキを例に出すと、「リバース」を共通のトリガーとする【ペンギン】+【シャドール】デッキがあります。
《ペンギン勇者》の効果で裏側守備表示でSSした《ペンギン・ソルジャー》を《影光の聖選士》でリバースさせる動きを取り入れています。
《ホップイヤー飛行隊》を採用することで、相手ターンにこの一連の動きができる点がポイント。
シンクロ素材とするのは、上記①で紹介した【クラウンブレード】です。
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⑤ テーマの特徴が噛み合っている
最後に、それぞれのテーマの特徴が噛み合っているパターンを取り上げます。
このパターンは、公式の意図しない使用法が主で、上記①〜④よりもオリジナリティの高いものが多いです。
私のデッキを例に出すと、【双天】+【恐竜族】デッキがあります。
【双天】と【恐竜族】は、ともにトークンを使うテーマです。
前者はトークンを大量SSしながら展開し、後者はトークンを破壊しながら展開していきます。
《双天招来》でトークン5体をSSし、エンド時にトークンが自壊するのに合わせて《ロストワールド》の身代わり効果を使えば、デッキから一気に【恐竜族】を破壊できるというコンボを活かしました。
破壊する【恐竜族】は、もちろん《ベビケラサウルス》《プチラノドン》ですね。
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ここまで長々と書き連ねてきましたが、次でいよいよ最後です。
最後は、私が愛用している【カラクリ】+【無限起動】デッキ。
【無限起動】は、もともとエクシーズ召喚を主体とするテーマですが、下級【無限起動】の効果でレベルを変化させられるのも特徴のひとつ。
このレベル変更をシンクロ召喚に活かすのが【カラクリ】との混合型です。
【カラクリ】チューナーのレベルを上げることで、高レベルのSモンスターが出せるようになります。
レベル5以上のチューナー+非チューナーが簡単に揃うので、《アルティマヤ・ツィオルキン》のSSも容易です。
さらに【カラクリ】の展開力をもってすれば、《真竜皇V.F.D.》を出しながら連続シンクロ展開もできます。
これが【カラクリ無限起動】デッキの魅力です。
以上、ここまで混合デッキの構築パターンを見てきました。
改めて見ると、なかなか多いですよね。
この機会に体系的な整理ができて良かったと思っています。
本記事が、皆さんの混合デッキ構築の一助になれば幸いです。
ではでは。