【『Flare』】
【率直な感想】
沁みますね、心に。
最初の感想は、曲調が『Gravity』っぽいな、でした。
そして1人が欠けた3人のPV。コーラスにもチャマはいないという現実。
すでにファンの間では話題になっていますが、flare = ポルトガル語で CHAMA らしいですね。
それを知らずに聴いていても、出だしの歌詞からチャマの存在は感じられました。
もう一度起き上がるには やっぱり
どうしたって少しは無理しなきゃいけないな
何が許せないの 何を許されたいの
そこから歌詞を見ながら繰り返し聴いていくうちに、伝えたいことがぼんやりわかってきた気がしました。
【歌詞に『ランプ』みを感じる】
『Flare』の歌詞の根底にあるのは『ランプ』だと思います。
ここからは、歌詞の共通点を書いていきます。
まず、flare を辞書で調べてみると、
揺らめく炎
<ろうそくなどを>(ゆらゆら)燃え上がらせる
<怒り・情熱などが>ほとばしり出る
(goo 辞書より引用)
とあります。
flare はマッチの炎にも使われますし、情熱の炎にも通じる単語です。
まさに『ランプ』の歌詞と重なりますね。
僕の中の情熱のランプ 今にもマッチは芯に触れる
『Flare』のラストサビ終わりの「ここにいたんだよ ちゃんと ずっと」も、『ランプ』の歌詞と重なります。
「ハロー、ハロー、聞こえるだろう? 君の中にずっと居たんだよ 大丈夫、大丈夫、いつも一緒だよ 君と生きる情熱のランプだよ」
その直前の「どこにいるんだよ」が話しかける言葉遣いになっていて、よくある言い回しの「どこにいるんだろう」ではない点もポイントで、これは『ランプ』の歌詞「約束しろよ ハートのランプ」と通じます。
唄い方が力強い『Flare』の一節に「落とさない ひと粒」「失くさない ひと粒」という歌詞がありますが、ここは『ランプ』の歌詞「落としたもの 失くした類」と言い回しが同じですね。
このように、『Flare』と『ランプ』はあまりにも歌詞と世界観が共通しており、大きな繋がりがあると感じざるを得ません。
『ランプ』は、私が参戦した『Aurora arkツアー』でも歌われた楽曲で、いまだに唄われ続ける特別なものです。
『ランプ』が自分を奮い立たせるような歌詞なのに対して、『flare』は自分がちゃんと今ここに生きていることに ‘‘気づいてほしい’’ という想いに焦点を当てた歌詞だと感じました。
コロナ禍の私たちにそっと寄り添うBUMPらしい一曲でしょう。
いろいろと雑音や喧噪に惑わされる日々ですが、変わらず今日を生きていきたい。
ではでは。