【前回の少考察】
《妖眼の相剣師》を【白き森】に採用するメリットを取り上げています。
【白き森について】
今回取り上げるのも【白き森】です。
初動となるカードは《白き森のアステーリャ》と《白き森のリゼット》。
《白き森のアステーリャ》の方が《白き森のリゼット》よりも展開が伸びるため、あらゆる手段を使って《白き森のアステーリャ》をサーチしようとする構築が目立ちますね。
【白き森】の特徴として、相手ターンシンクロで妨害ができる点が重要です。
具体的には、相手ターンに《白き森のわざわいなり》で《白き森のアステーリャ》をSSして《白き森のシルヴィ》+《白き森のアステーリャ》の2体で《白き森の魔狼シルウィア》をシンクロ召喚する、という流れ。
《白き森の魔狼シルウィア》は、全体《月の書》という強力な妨害であり、相手ターンに優先して出していきたいモンスターです。
《白き森のシルヴィ》《白き森のルシア》は墓地の【白き森】SモンスターをEXデッキに戻して自己再生でき、相手ターンにもSSできるのが優秀。
【基本展開ルート】
ざっと【白き森】を確認したところで、そろそろ展開ルートを書いていきます。
基本的な着地点は《I:Pマスカレーナ》+《白き森のわざわいなり》をそろえて、相手ターンに《白き森の魔狼シルウィア》と《トロイメア・ユニコーン》を出して妨害する、というところになります。
【アステーリャ+1枚】
結果:《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》+好きな【レベル12】シンクロモンスター+《白き森のルシア》+《白き森のわざわいなり》+コストにした魔法・罠カード1枚+1ドロー
《白き森のアステーリャ》を通常召喚し、効果で手札から魔法・罠カード1枚を墓地へ送って、デッキから《白き森のシルヴィ》をSS
⇒《白き森のシルヴィ》の効果で、デッキから《白き森のいいつたえ》をサーチ
⇒《白き森のシルヴィ》+《白き森のアステーリャ》の2体で《白き森の魔性ルシエラ》をシンクロ召喚し、効果で手札から《白き森のいいつたえ》を墓地へ送って、デッキから《白き森のわざわいなり》をサーチ
チェーン1:《白き森のアステーリャ》
チェーン2:《白き森のいいつたえ》
⇒《白き森のいいつたえ》の効果で、墓地から自身をセット
⇒《白き森のアステーリャ》の効果で、墓地から自身をSS
⇒《白き森の魔性ルシエラ》+《白き森のアステーリャ》の2体で《白き森の妖魔ディアベル》をシンクロ召喚し、効果で墓地から魔法・罠カード1枚を回収
⇒《白き森のいいつたえ》を発動し、デッキから《白き森のリゼット》をサーチ
⇒《白き森のリゼット》の効果で、手札から《白き森のわざわいなり》を墓地へ送って、手札から自身をSSし、デッキから《白き森のルシア》をサーチ
⇒《白き森のわざわいなり》の効果で、墓地から自身をセット
⇒《白き森のルシア》の効果で、手札から自身をSS
⇒《白き森の妖魔ディアベル》+《白き森のルシア》の2体で《赤き竜》をシンクロ召喚し、効果でデッキから《シンクロ・ランブル》をサーチ
⇒《シンクロ・ランブル》を発動し、墓地から《白き森の魔性ルシエラ》をSS
⇒《白き森のシルヴィ》の効果で、墓地から《白き森の妖魔ディアベル》をEXデッキに戻して、墓地から自身をSS
⇒《白き森のシルヴィ》+《白き森のリゼット》の2体で《スターダスト・チャージ・ウォリアー》をシンクロ召喚し、効果で1ドロー
⇒《白き森の魔性ルシエラ》+《スターダスト・チャージ・ウォリアー》の2体で好きな【レベル12】Sモンスターをシンクロ召喚
⇒《赤き竜》の効果で、自身をEXデッキに戻して、EXデッキから《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》をSS
⇒《白き森のルシア》の効果で、墓地から《白き森の魔性ルシエラ》をEXデッキに戻して、墓地から自身をSS
相手ターンに《白き森のわざわいなり》で、デッキから《白き森のアステーリャ》をSSすれば《白き森の魔狼シルウィア》につながりますね。
【アステーリャ+1枚(妖眼ルート)】
↑↑のルートで、《白き森のわざわいなり》ではなく《妖眼の相剣師》をサーチすれば、さらにもう1体《赤き竜》を出すことができます。
効果モンスター
星8/光属性/魔法使い族/攻2500/守2500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):効果が無効化されているモンスターがフィールドに存在する場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):相手がモンスターを特殊召喚した場合、そのモンスターをどこから特殊召喚したかによって以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札:手札からモンスター1体を特殊召喚する。
●デッキ:自分はデッキから2枚ドローする。
●EXデッキ:EXデッキから特殊召喚されたそのモンスター1体を選んで破壊する。
前回の記事でも書きましたが、《妖眼の相剣師》は【光属性・魔法使い族】なので《白き森の魔性ルシエラ》でサーチ可能です。
自己再生した《白き森のシルヴィ》は効果が無効化されるので、自己再生するだけで《妖眼の相剣師》のSS条件を満たせます。
《白き森のシルヴィ》+《妖眼の相剣師》の2体で《赤き竜》を出せば、相手ターンに2体目の《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》をSSでき、さらに強固な盤面を築くことができますね。
【リゼット+1枚】
結果:《I:Pマスカレーナ》+《白き森のシルヴィ》+《白き森のわざわいなり》+1ドロー
《白き森のリゼット》の効果で、手札から魔法・罠カード1枚を墓地へ送って、手札から自身をSSし、デッキから《白き森のシルヴィ》をサーチ
⇒《白き森のシルヴィ》を通常召喚し、効果でデッキから《白き森のいいつたえ》をサーチ
⇒《白き森のシルヴィ》+《白き森のリゼット》の2体で《白き森の魔性ルシエラ》をシンクロ召喚し、効果で手札から《白き森のいいつたえ》を墓地へ送って、デッキから《白き森のわざわいなり》をサーチ
⇒《白き森のいいつたえ》の効果で、墓地から自身をセット
⇒《白き森のいいつたえ》を発動し、デッキから《白き森のルシア》をサーチ
⇒《白き森のルシア》の効果で、手札から自身をSS
⇒《白き森のルシア》の効果で、手札から《白き森のわざわいなり》を墓地へ送って1ドロー
⇒《白き森のわざわいなり》の効果で、墓地から自身をセット
⇒《白き森の魔性ルシエラ》+《白き森のルシア》の2体で《I:Pマスカレーナ》をリンク召喚
⇒《白き森のシルヴィ》の効果で、墓地から《白き森の魔性ルシエラ》をEXデッキに戻して、墓地から自身をSS
相手ターンに《白き森の魔狼シルウィア》で1妨害、《トロイメア・ユニコーン》でもう1妨害になります。
【リゼット+2枚】
↑↑のルートで、《白き森のリゼット》の効果で《白き森のシルヴィ》ではなく《白き森のアステーリャ》をサーチすれば、最初の「アステーリャ+1枚」ルートに入れます。
コストは計2枚かかるものの、《白き森のアステーリャ》が引けなかった場合でも展開できるのはいいですね。
ではでは。