【前回の少考察】
フィールド魔法を確保しつつ《地縛神Uru》をSSできるルートを取り上げています。
今回の記事がもともとあった発想で、そこからいろいろ考えた結果が前回の記事です。
【ダブルワイルドについて】
最初に《ダブル・ワイルド》に注目したのは【ティスティナ】デッキを考えている時でした。
キーカードの《ティスティナの半神》《結晶神ティスティナ》をサーチ&SSできるので、めちゃくちゃ相性が良いんですよね。マジで5枚ぐらい積みたい。
他のレベル10を漁ってみると《ガーディアン・スライム》など、面白そうな組み合わせがありました。
その中で見つけたのが《地縛神Chacu Challhua》。
当時は【シャーク】との混合を考えていたので、自然に使えそうだなと。【ティスティナ】にはサーチしやすいフィールド魔法があるのも好相性でした。《地縛神Chacu Challhua》でバトルフェイズスキップしたい。
【シャーク】は《時空の七皇》でサーチできますし、これはいけそうだと思いました。
【地縛神Uruの活用】
そして今度は《時空の七皇》のサーチ先を考えていると、ふと見つけたのが《分裂するマザー・スパイダー》。
効果モンスター
星5/闇属性/昆虫族/攻 0/守2300
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードをリリースして発動できる。
手札・デッキから「ベビー・スパイダー」を3体まで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはレベルが5になり、X召喚の素材とする場合、闇属性モンスターのX召喚にしか使用できない。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
SS制約は付くものの、1枚から《No.35 ラベノス・タランチュラ》が出せる強カードです。
《分裂するマザー・スパイダー》は昆虫族。
《分裂するマザー・スパイダー》をSSして《ダブル・ワイルド》を発動すると《地縛神Uru》をサーチ&SSできます。
《地縛神Uru》のコントロール奪取効果には名称ターン1がないので、《ベビー・スパイダー》の墓地効果で蘇生したらもう1回使えるなと思った時に、今回のルートが浮かびました。
【展開ルート】
フィールド魔法は別で確保しないといけませんが、《分裂するマザー・スパイダー》+《ダブル・ワイルド》から↓↓のような展開が可能です。
手札:《分裂するマザー・スパイダー》+《ダブル・ワイルド》+任意のフィールド魔法+手札コスト1枚
盤面:《地縛神Uru》+フィールド魔法+相手モンスター2体のコントロール奪取
フィールド魔法を発動
⇒《分裂するマザー・スパイダー》の効果で、手札から自身をSS
⇒《分裂するマザー・スパイダー》の効果で、自身をリリースしてデッキから《ベビー・スパイダー》3体をSS
⇒《ダブル・ワイルド》を発動し、デッキから《地縛神Uru》をサーチし、手札1枚を捨ててそのままSS
⇒《地縛神Uru》の効果で、場の《ベビー・スパイダー》をリリースして、相手モンスター1体のコントロールを奪う
⇒《ベビー・スパイダー》の効果で、自身をリリースして、他の《ベビー・スパイダー》のレベルを10にする
⇒《地縛神Uru》+《ベビー・スパイダー》の2体で《No.35 ラベノス・タランチュラ》をエクシーズ召喚
⇒《ベビー・スパイダー》の効果で、墓地から自身を除外して、LP半分を支払い、X素材の《地縛神Uru》を取り除いてそのままSS
⇒《地縛神Uru》の効果で、《No.35 ラベノス・タランチュラ》をリリースして、相手モンスター1体のコントロールを奪う
《地縛神Uru》の効果をフルに活かせるルートになりました。
召喚権は残っているので、適当なモンスターを召喚してコストにすれば《No.35 ラベノス・タランチュラ》を残しておくこともできます。《No.35 ラベノス・タランチュラ》の効果で攻撃力が全体アップしますし、できれば残しておきたいですね。
フィールド魔法を確保しやすいテーマなら、それなりに狙えるコンボではないでしょうか。《ダブル・ワイルド》自体のサーチ手段がないのはネックですが、ここは仕方ない。
最初は【ティスティナ】に採用するつもりでしたが、巡り巡って【ビートルーパー】ギミックでフィールド魔法を確保できることに気づき、【蕾禍】デッキへ採用することになりました。
結果的に、新デッキが1つできたので良かったなと思います。
デッキ紹介は改めて記事にするつもりです。
ではでは。