【Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-】
発売して早々に収録曲がランキングを独占し、話題になっている化け物アルバム。私も最近こればっかり聴いてます。
RADWIMPSの楽曲をいろんなアーティストがカバーするトリビュートアルバムです。
この参加アーティストが圧巻で、音楽シーンに疎い私でも知っている流行りのアーティストが目白押し。セカオワ、米津、ミセス、YOASOBI、Vaundy、……の時点でヤバいことがわかります。
X(旧Twitter)で順々にアーティストが発表されていて、このアルバムの存在を知りました。発売2日前ぐらいにAmazon予約して当日届かず、タワレコに見に行ったら売り切れで驚きましたね。
RADWIMPSといえば、最近は新海誠作品とのコラボイメージが強く、「前前前世のバンドだよね」とか言われがちですが、30代前後の世代からすると青春期を支えたバンドでもあります。世代によってイメージが違うのは、ベテランバンドならでは。
今回のアルバムも初期から最近の曲まで年代順に並んでおり、どの世代でも楽しめる内容になっています。
さらに各アーティストのアレンジが凝っていて、流して聴いても飽きないバランスの取れたアルバムだなと思いました。
【ざっくり感想】
というわけで、感想を書いていきます。
私個人としてRADWIMPSに特別強い思い入れはありませんが、『アルトコロニーの定理』期ぐらいまでは耳にしていて、今回の収録曲はほぼ知っているというレベルです。
【1. 上白石萌音『25コ目の染色体』】
1曲目からしっとり聴かせますね。
一見単調にも思えますが、ストレートに歌詞が伝わる歌唱だと思います。
君の名は。繋がりとか関係なく、ふつうに良かったです。
【2. SEKAI NO OWARI『最大公約数』】
イントロからめちゃめちゃセカオワ。違和感ゼロでびっくりしました。
これは選曲にアッパレですね。
【3. 米津玄師『トレモロ』】
「満天の空に君の声が……」の出だしが特徴的な曲。
さすがに歌上手いなと思っていたら最後まで目立ったアレンジがなく、マジかと思いました。原曲が完璧すぎたのかもしれない。強いリスペクトを感じました。
そうは言いつつ、歌い方の癖がところどころ出ていたり(「そんな声もかき消すほどに」とか)、細かなギターアレンジもあって良かったです。
【4. iri『ふたりごと』】
個人的には今回のアルバムで1,2を争うアレンジ。めちゃめちゃ聴いてます。
原曲とはガラッと変わったR&Bテイスト。ゆっくりな曲調に声がすごく合ってると思います。
【5. ずっと真夜中でいいのに。『有心論』】
いろんなアーティストがカバーしている有名な曲。
キーが高くなっていて、グッとくる歌唱ですね。ピアノを前面に出しながら原曲感を失わずかっこいい。こういうアレンジもあるんだなと思わされました。
【6. My Hair is Bad『いいんですか?』】
今回のアルバムで恐らく一番聴いている曲。
チャラ男感がすごい、平成を思わせる声でめちゃめちゃしっくりきてます。999999回の言い方めっちゃ好き。
ラスサビに別の楽曲(『ラストバージン』)をねじ込むという豪快なアレンジがありますが、転調も含めてまったく違和感がないのがすごい。
(『生まれてはじめて』と『最初で最後』の『一世一代』が君でした あぁ『寝ても覚めても』『後にも先にも』そういった類のものでした)
【7. 宮本浩次『おしゃかしゃま』】
印象的なイントロのギターを和風にアレンジするという画期的な試み。ピアノを入れたり、ベテランの力を感じました。
力強い歌唱もかっこいいです。
【8. DISH//『携帯電話』】
今は携帯電話といえばスマホですが、当時はガラケーだったんだよなと思わせる楽曲。
令和の時代に、改めて人とのつながりについて考えさせられました。
ガラケーからスマホになって、SNSで人といつでも繋がれる時代になりましたが、「まるで寂しさをポッケに入れて歩いているような」という歌詞は今でも通用しますね。
【9. Mrs. GREEN APPLE『狭心症』】
ネット上でかなり話題になっていたミセスの『狭心症』。
原曲リリース当時も話題を呼んだ記憶がありますが、令和になっても古さを感じさせない歌詞です。
「それなのに人はなに血迷ったか わざわざ広いこの世界の至る所に ご丁寧に眼付けてあーだこーだと 僕は僕の悲しみで精一杯なの」なんかは、高度すぎる情報社会を生きる私たちにしっかり刺さるフレーズですね。知らない方がいいことも世の中にはある。
遊戯王のアニメEDで「Speaking」が採用された時はここまで流行るとは思ってなかったのですが、いまや音楽シーンを代表するアーティストになっていますね。すごい。
(めっちゃ好き)
『青と夏』みたいな青春キラキラバンドのイメージが強いミセスですが、しっかりバンドの芯を出してきました。原曲のメッセージ性はそのままに、より感情を押し出した歌唱はさすがだと思います。
【10. ヨルシカ『DARMA GRAND PRIX』】
めっちゃかっこいい。バンドの色が出たアレンジですね。
1、2、3でドラムのテンポを変えるのも面白い。
【11. YOASOBI『会心の一撃』】
今回のアルバムで最も原曲との差を感じた楽曲。
原曲はイントロの高速ギターリフが印象的ですが、こちらは出だしからYOASOBI色に染まっています。
全体的に「可愛い」に全振りしたようなアレンジで、別の曲と言ってもいいレベルです。
「自分で自分予測変換 説明書などなしで充分だって じゃあどこのページに書いてあった?その『しょうがないだろう だってしょうがないだろう』(ピューーーーン)」のところが特に良い。
個人的には、原曲もこっちもどちらも好きです。
【12. Vaundy『前前前世』】
もはや説明不要の楽曲。
原曲よりも力強さが増しており、「前!前!前!世!」ぐらいの感じです。実際に「君のゼン!ゼン!ゼンセから僕は」って歌ってると思います。
【13. ハナレグミ『そっけない』】
癖のある歌い方が曲にマッチしてますね。聞けば聞くほど味が出ます。
【14. 角野隼斗『すずめ』】
映画「すずめの戸締まり」の楽曲ですね。原曲は歌詞ありです。
最初は「角野って誰…?卓造?」とか思ってたのですが、ピアノを聴くうちに気づきました。まさかクラシックピアノのあの人だとは。「すみの」という苗字は知ってたのですが、下の名前までちゃんと知らなかったので結びつかなかった。
躍動感があって一音一音がしっかり響いているのはさすがです。締めの一曲としてふさわしいですね。
ざっくりですが、感想は以上です。
まだまだ聴いていきたい珠玉のアルバムだと思います。
ぜひ聴いてみてください。
ではでは。


















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