【昨年のふりかえり】
昨年は、読書のふりかえり記事は書いていませんでした。
読んでなかったわけではなかったんですけど、バタバタしてたんでしょう。
昨年のイチオシ本は、『汝、星のごとく』でした。
読ませる文章力と、切ない読後感がよい一冊。ベタな展開もありますが、まんまと泣かされましたね。
本屋大賞を獲りましたが、読んだのは受賞前です(謎のアピール)。
【2025年のふりかえり】
というわけで、今年のふりかえりをしていきます。
今年は、なんといっても『国宝』でしょう。
映画が話題になったので、知っている人も多いと思います。
歌舞伎を題材にしており、二人の主人公がそれぞれの境遇の中でもがき苦しみ、芸を極めていくストーリーは圧巻。
映画版はカットされたシーンが多くて、物足りなさが否めなかったのですが、それも原作が良すぎたからですね。特にラストシーンは、原作の終わり方があまりに綺麗すぎました。芸を極め、芸に狂う。
あとは、こちらもベタですが『成瀬は都を駆け抜ける』も良かったです。安定の【成瀬】シリーズ。これで完結らしいですが、うまくまとまっていたと思います。
この作者さんは、前作の『それいけ!平安部』に続いて期待を裏切りませんね。とにかく読みやすい。何も考えずに読める本って大事。
個人的に考えさせられたのは『エピクロスの処方箋』。
帯の「医療では、人は救えないんだよ」が刺さります。
前作の『スピノザの診察室』もよかったですが、今作はよりエンタメ性が増し、哲学的な問いにも磨きがかかっていました。
大学病院と地域医療のズレのような専門的な話から、医療界と現代的な価値観(主にワークライフバランス)とのズレまで、いろんな話題が出てきます。医療の話ではありますが、社会全体の話としても捉えられる内容です。
「医療では人は救えない、人を救えるのは〇〇なんだ。それに比べれば内視鏡の技術なんてつまらないものだ」という本作の価値観は、すごく沁みます。
(〇〇の部分は、実際に読んで確かめてみてください。)
昔から追い続けている伊坂幸太郎は、今年は『パズルと天気』『さよならジャバウォック』の2作。
最近はもう惰性で買ってる感じになってきましたが、後者はテイストがちょっと違ったSF風で面白かったです。
小説以外では、今年もいろいろ読みましたが、『仕事を人生の目的にするな』『疲れない人の上手な食べ方』辺りは良かった。
あとは、書店で立ち読みした『やさしいがつづかない』もよかったですね。
「もしかして疲れてる…?」って感じのラインナップですが、元気を蓄えてまた来年も頑張りたいと思います。
ではでは。









