【BKについて】
【BK（バーニングナックラー）】は、《BK 拘束蛮兵リードブロー》を主軸に戦う【炎属性・戦士族】テーマです。
ボクシングをモチーフとしており、戦闘における粘り強さが魅力ですね。
シンプルなテキストが多いのも特徴で、サルベージ（《BK グラスジョー》）、蘇生札（《BK スイッチヒッター》）、墓地肥やし（《BK ヘッドギア》）など、強いテーマに必要なカードが一通り揃っています。
ただ、現代遊戯王で求められる展開力・妨害手段が少ないため、カジュアルシーンでも滅多にお目にかかれませんでした。
そんな【BK】が、5月27日発売予定のデュエリストパック－爆炎のデュエリスト編－で強化されます。
事前に予想はしていましたが、やっぱり来たらびっくりしますね。
【BK】のコンセプトを保ったまま強化されていて、個人的には好印象です。
【新規まとめ】
優秀な下級モンスター、優秀なＸモンスター、優秀なカウンター罠が来ました。
特に、汎用ランク４の《BK キング・デンプシー》は他のテーマでも使われそうです。
【《BK アッパーカッター》】
効果モンスター
星４/炎属性/戦士族/攻1600/守 200
このカード名の(1)(2)の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
(1)：このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
「ＢＫ アッパーカッター」以外の「ＢＫ」モンスター１体か「カウンター」カウンター罠カード１枚をデッキから手札に加える。
(2)：このカードが効果で墓地へ送られた場合、以下の効果から１つを選択して発動できる。
●自分の墓地から「ＢＫ アッパーカッター」以外の「ＢＫ」モンスター１体を特殊召喚する。
●自分の墓地から「カウンター」カウンター罠カード１枚を自分フィールドにセットする。
(1)効果は、召喚・SS時に【BK】モンスターか【カウンター】カウンター罠をサーチするというもの。
【カウンター】カウンター罠という新しいワードが出ましたね。
既存の【BK】では、《ジョルト・カウンター》《ラスト・カウンター》が該当します。
どちらも何とも言えない性能なので、《バーニングナックル・クロスカウンター》をサーチするのが基本になりそうです。
《BK アッパーカッター》は、地味に守備力200の【炎属性】なので《真炎の爆発》に対応しています。
【カウンター】カウンター罠である《フレムベルカウンター》にも対応しており、《BK アッパーカッター》で《フレムベルカウンター》をサーチする動きは良さげですね。
(2)効果は、自身が効果で墓地へ送られた場合に、墓地から【BK】を蘇生するか、墓地から【カウンター】カウンター罠をセットするというもの。
《BK ヘッドギア》が《BK スイッチヒッター》に化けるのはいいですね。
緩い条件で発動できますが、(1)効果・(2)効果はいずれか１つしか発動できない点には注意しましょう。
【《BK チーフセコンド》】
効果モンスター
星４/炎属性/戦士族/攻 500/守2000
このカード名の(1)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：相手モンスターの攻撃宣言時、自分フィールドに戦士族モンスターか炎属性モンスターが存在していれば発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、その攻撃を無効にする。
その後、フィールドのモンスター１体をエンドフェイズまで除外する。
(2)：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は通常召喚に加えて１度だけ、自分メインフェイズに「ＢＫ」モンスター１体を召喚できる。
(1)効果は、手札から自身をSSする効果ですが、相手モンスターの攻撃宣言時という展開には不向きな感じです。
《BK スパー》とは違って、あくまで戦闘で使うということでしょう。
(2)効果の召喚権追加は、普通に強いので《BK ヘッドギア》や↓↓の《BK プロモーター》などと合わせて使うとよさそうです。
【《BK プロモーター》】
効果モンスター
星４/炎属性/戦士族/攻1700/守 800
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できず、この効果を発動するターン、自分は「ＢＫ」モンスターしか特殊召喚できない。
(1)：相手フィールドにモンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2)：このカードをリリースして発動できる。
デッキから「ＢＫ プロモーター」以外の「ＢＫ」モンスターを２体まで特殊召喚する（同名カードは１枚まで）。
(3)：墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分フィールドの「ＢＫ」モンスターのレベルを全て１つ上げるか全て１つ下げる。
(1)効果で手札から自身をSSでき、さらに(2)効果で、自身をリリースしてデッキから【BK】を２体までSSします。
さすがにSS制約は付きますが、これは強いと思います。
上記の《BK アッパーカッター》＋《BK チーフセコンド》をSSすれば、デッキから【BK】をサーチして召喚権追加でそのまま召喚できますね。
【《CNo.79 BK 将星のカエサル》】
エクシーズ・効果モンスター
ランク５/炎属性/戦士族/攻2600/守2000
レベル５モンスター×３
(1)：このカードの攻撃力はこのカードのＸ素材の数×２００アップする。
(2)：１ターンに１度、相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
このカードのＸ素材を２つ取り除き、それを無効にし破壊する。
(3)：このカードが「Ｎｏ.７９ ＢＫ 新星のカイザー」をＸ素材としている場合、以下の効果を得る。
●１ターンに１度、自分の「ＢＫ」モンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
手札・デッキから「ＢＫ」モンスター１体を墓地へ送り、その相手モンスターをこのカードのＸ素材とする。
《No.79 BK 新星のカイザー》の【CNo.】。
(2)効果で、相手の特殊召喚を無効にできます。
ついに使いやすい妨害が来ましたね。
【《BK キング・デンプシー》】
エクシーズ・効果モンスター
ランク４/炎属性/戦士族/攻2300/守1800
レベル４モンスター×２
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキからレベル４以下の戦士族・炎属性モンスター１体または「バーニングナックル」魔法・罠カード１枚を選び、手札に加えるか墓地へ送る。
(2)：自分・相手ターンに発動できる。
自分フィールドのＸ素材を１つ取り除き、以下の効果を適用する。
●このターン中は自分フィールドの「ＢＫ」モンスターを相手は効果の対象にできない。
(1)効果は、SS時に【炎属性・戦士族】か【バーニングナックル】魔法・罠カードをサーチするというもの。
いま流行りの《VS ラゼン》をサーチできるため話題になっていますね。
他にも《焔聖騎士－リナルド》をサーチしてそのままSSすれば、《BK キング・デンプシー》＋《焔聖騎士－リナルド》の２体で《聖騎士の追想イゾルデ》をリンク召喚できるのも強力です。
汎用ランク４から《聖騎士の追想イゾルデ》が出せるようになり、いろんな動きが生まれそうです。
【《バーニングナックル・クロスカウンター》】
カウンター罠
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。
(1)：相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
自分フィールドの、「ＢＫ」Ｘモンスターか「Ｎｏ.」Ｘモンスター１体を破壊し、その発動を無効にし破壊する。
その後、以下の効果を適用できる。
●破壊した自分のモンスターとはカード名が異なる「ＢＫ」Ｘモンスター１体をＥＸデッキから特殊召喚し、このカードをそのモンスターのＸ素材とする。
【バーニングナックル】でもあり【カウンター】カウンター罠でもあるカード。
上記の《BK アッパーカッター》《BK キング・デンプシー》の効果でサーチできます。
相手モンスターの効果を無効にできるのは強いですが、自分の【BK】Ｘモンスターか【No.】Ｘモンスターを破壊しなければいけません。
《BK 拘束蛮兵リードブロー》とのコンボを狙う設計かと思われますが、発動条件が厳しい場面もありそうです。
追加効果で、EXデッキから【BK】ＸモンスターをSSできるのは面白そうです。
《CNo.105 BK 彗星のカエストス》を出す手段が増えました。
【デッキレシピ】
今回の新規カードを使ったデッキレシピを紹介しました。
合わせて参照してください。
ではでは。
