【霊獣について】
【霊獣】は《聖霊獣騎カンナホーク》を主体とした変則的な動きをするテーマです。
融合・効果モンスター
星6/風属性/雷族/攻1400/守1600
「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):1ターンに1度、除外されている自分の「霊獣」カード2枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ戻し、デッキから「霊獣」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードを持ち主のEXデッキに戻し、除外されている自分の、「霊獣使い」モンスター1体と「精霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
《聖霊獣騎カンナホーク》のサーチ効果で《霊獣の連契》をサーチして妨害を構えられるのが強いですね。
《聖霊獣騎カンナホーク》の裁定として、(1)効果で墓地に戻す2枚のうち、1枚を(2)効果でSSしても(1)効果のサーチは問題なく行える、というものがあります。
これはとても重要なので、【霊獣】デッキを使う際は必ず知っておきましょう。
融合体の【霊獣】は【霊獣使い】+【精霊獣】を除外することでSSでき、自身をEXデッキに戻して除外ゾーンから【霊獣使い】+【精霊獣】をSSすることもできます。
この融合と分離を組み合わせながら展開していくのが【霊獣】の面白さです。
下級【霊獣】には「自身を1ターンに1度しかSSできない」という共通の制約があり、分離でSSできるのも1回だけ。
どの【霊獣】をSSしたかを管理するのは必須で、普通に展開するだけでも頭を使うテーマになっています。
【新規まとめ】
そんな【霊獣】が、11月25日発売の TERMINAL WORLD で強化されます。
どの新規も強いのですが、特に《精霊獣使いレラ》は【霊獣】の展開を変える1枚になっていると思います。
【霊獣】の展開は、①融合体をSSする、②除外ゾーンに【霊獣】を貯める、の2点が重要なのですが、従来は《霊獣使いの長老》+《精霊獣カンナホーク》の2枚初動が一番強い動きでした。
《精霊獣使いレラ》の登場で、②が簡単に満たせるようになりました。
【霊獣】の召喚・SSもしやすくなったことから、①の準備もバッチリですね。
【《精霊獣使いレラ》】
効果モンスター
星1/光属性/サイキック族/攻 100/守2000
自分は「精霊獣使い レラ」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、その(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
手札の「霊獣」モンスター1体の召喚を行う。
(2):自分フィールドの「霊獣」カードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにフィールド・墓地のこのカードを除外できる。
(3):このカードが除外された場合に発動できる。
デッキから「精霊獣使い レラ」以外の「霊獣」モンスター1体を特殊召喚する。
《精霊獣使いウィンダ》と同じ【精霊獣使い】。
【精霊獣】と【霊獣使い】のどちらにもなれる優秀なカード名です。
しかも《精霊獣使いレラ》はレベル1なので《緊急テレポート》でデッキから呼べるのがポイント。
元の《霊獣使いレラ》と合わせて採用していきましょう。
(1)効果で、手札から【霊獣】を召喚できます。
↑↑の《霊獣使いの長老》のような役割を担えます。
(3)効果は、自身が除外された場合に、デッキから【霊獣】1体をSSするというもの。
↑↑の《精霊獣カンナホーク》でデッキから除外するだけで発動できるため、《精霊獣カンナホーク》が1枚初動に化けますね。
【《聖霊獣騎ノチウドラゴ》】
融合・効果モンスター
星7/光属性/幻竜族/攻2400/守1900
「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター
自分のフィールド・墓地の上記のカードを除外した場合のみ特殊召喚できる。
自分は「聖霊獣騎 ノチウドラゴ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの他の「霊獣」モンスターを相手は効果の対象にできない。
(2):自分・相手ターンに、このカードをEXデッキに戻し、自分の除外状態の「霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは直接攻撃できない。
新たな融合体。
従来の【聖霊獣騎】とは違って、SSコストとして墓地の【霊獣】を除外できるのがポイントです。
このおかげで《精霊獣ラムペンタ》が1枚初動に化けます。
(2)効果で、他の融合体のように分離ができますが、SSできる【霊獣】は1体だけです。
やはりSSコストが緩い分、ここは仕方ないですね。
とはいえ、【霊獣使い】か【精霊獣】かを気にせずにSSできるのは《聖霊獣騎ノチウドラゴ》にしかない強みでしょう。
【《聖霊獣騎レイラウタリ》】
リンク・効果モンスター
リンク4/風属性/サイキック族/攻2600
【リンクマーカー:上/左下/下/右下】
効果モンスター3体以上
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにカードの効果を発動するためにカードをリリースできない。
(2):自分の除外状態の「霊獣」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札・EXデッキに戻す。
その後、手札の「霊獣」モンスター1体の召喚を行う事ができる。
(3):相手ターンに、自分フィールドの「霊獣」カード1枚と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
初の【霊獣】リンク4。
《霊獣の相絆》でSSできる大型モンスターが増えました。
(2)効果で、除外ゾーンから【霊獣】を回収し、その後、手札から【霊獣】を召喚できます。
リンク4でありながら展開補助に使えるのは珍しい。《精霊獣使いレラ》と並んで重要な1枚だと思います。
【《霊獣の継聖》】
永続魔法
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドのモンスターの攻撃力は、自分フィールドの「霊獣」モンスターの種族の種類×200ダウンする。
(2):手札の「霊獣」モンスター1体を相手に見せて発動できる。
そのモンスターとは種族が異なる「霊獣」モンスター1体をデッキから手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
(3):自分フィールドにモンスターが2体以上同時に特殊召喚された場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。
(2)効果で、手札の【霊獣】を見せて、別の種族の【霊獣】をサーチできます。
手札を1枚捨てる必要があるものの、《聖霊獣騎カンナホーク》以外のサーチ手段ができたのは大きいですね。
ではでは。