【覇王ユベル】

dandeです。

 

ユベル+覇王と聞くと覇王十代を想起する方もいるとおもいますが、

ここでの覇王は《覇王門無限》のことです。

 

ユベル》は効果破壊されることで、《ユベル-Das Abscheulich Ritter》を特殊召喚できます。

 

この効果は任意効果なので、しばしばタイミングを逃すという事態が起こります。

では、ここで《覇王門無限》のテキストを見てみましょう。

(簡略化のため、モンスター効果のみ記します。)

 ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
(1):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードとこのカードを破壊し、ドラゴン族のXモンスターまたはドラゴン族のPモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になり、効果は無効化され、S・X召喚の素材にできない。
(2):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。

 

一見すると、この効果でユベルを破壊してもタイミングを逃すように思えますが、実は逃しません。

《覇王門無限》は、《覇王眷竜ダークヴルム》からサーチ・発動でき、手札に揃えやすいカードです。

 

 《覇王眷竜ダークヴルム》は、そのP効果から《覇王門無限》をPゾーンに置くことで、《ユベル》をP召喚できます。

これまでの【ユベル】の弱点として、「ユベルを引いてしまう手札事故」がありましたが、《覇王眷竜ダークヴルム》それを逆に強みに変えてくれます。

 

(ちなみにこの時、《ユベル》と一緒に《破滅竜ガンドラX》をP召喚すると、疑似《ブラック・ホール》から《ユベル-Das Abscheulich Ritter》が出せます。)

  

最後に、この覇王セットとユベルの両方にシナジーのあるカードを紹介します。

 《刻剣の魔術師》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻1400/守 0
【Pスケール:青2/赤2】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り、1ターンに1度、自分フィールドのPモンスターは相手の効果で破壊されない。
【モンスター効果】
(1):手札のこのカードのみがP召喚に成功した時に発動できる。
このカードの攻撃力は元々の攻撃力の倍になる。
(2):1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとフィールドのこのカードを次の自分スタンバイフェイズまで除外する。

  

 《覇王門無限》の効果で出したXモンスターは攻撃力・守備力が0になり効果も無効化されますが、《刻剣の魔術師》の効果で除外して帰還させると、その制約が無くなります。

 

ユベル-Das Abscheulich Ritter》を《刻剣の魔術師》の効果で除外すると、《ユベル-Das Extremer Traurig Drachen》を特殊召喚でき、これを繰り返すことで毎ターン《ユベル-Das Extremer Traurig Drachen》を並べられるという盤面が出来上がります。

刻剣で場を空けることは、防御面での不安も伴いますが、そこをカバーできればユベルを筆頭に大型を並べる爽快なデュエルができると思います。

 

ぜひデッキ構築してみてください。