ペプチドリーム<4587> 終値 4070

dandeです。

 

バイオ医薬品企業・ペプチドリーム<4587>が急落しています。

6月29日取引終了時点では4560円だった株価が、翌営業日に4180円となり、さらに下げ幅を広げている状況です。

 

原因は恐らく、6月29日に発表された「創業者の一人・菅氏の退任」でしょう。同日には、米国製薬大手メルク社との非独占的ライセンス許諾をすることで合意したとの朗報もありましたが、材料出尽くしと考えるには下げ幅が大きいです。

 

同社のIR広報ブログでも、内紛ではなく円満退社であることが述べられていますが、市場はどう評価したか。

持っている技術は唯一無二のものであり、多くの製薬会社から評価されている状況から考えれば、いずれ時間が経てば株価も戻るだろうと思いますが、ひとつ気がかりなのが菅氏の退任の理由です。

 

IR資料において、「利益相反に準じる関係が生じてしまう懸念」とあり、これは、新会社の社外取締役に菅氏が就任することに起因するようです。

新会社がどのような事業を行うのかは不明ですが、PDPS(ペプチドリームの基幹特許技術)の一部を活用するとの記載があるため、その内容次第では、ペプチドリームの技術ライセンス事業の根幹にかかわる事態が考えられます。

 

心配ばかりしていても仕方ないのですが、今後の動きを注視していかなければならないことは間違いありません。

 

ではでは。