dandeです。
デュエルリンクスに5D's の世界が導入され、再びシンクロの時代がやってきました。
その先駆けとなる新パック『SAVAGE STRIKE』に、新たなサイキック族Sモンスター《ハイパーサイコライザー》が収録されることになりました。
なかなかトリッキーな効果持ちで、考察しがいのあるカードだと思います。
早速、見ていきましょう。
※ 今回は、デッキレシピはありません。もう少し練ってから後日載せます。
目次
【ハイパーサイコライザー】
シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/サイキック族/攻2000/守 600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードの攻撃力より低い攻撃力を持つモンスターは攻撃できず、このカードの攻撃力より高い攻撃力を持つフィールドのモンスターは効果を発動できない。
(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合、自分の墓地の、種族と属性が同じとなるチューナー1体とチューナー以外のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
カード名は《ハイパーサイコガンナー》を、イラストは 下っ端 プラシドを彷彿とさせますね。
《ハイパーサイコライザー》のポイントはずばり「攻撃力」。攻撃力2001以上のモンスターの効果の発動を封じ、攻撃力1999以下のモンスターの攻撃を封じます。
つまり、《ハイパーサイコライザー》の攻撃力を下げれば、より多くのモンスターの効果を封じることができます。
ただ、そうすると今度は攻撃を防げなくなるので、簡単に戦闘破壊されるというジレンマ。あぁ、もどかしい。
そこで必要となるのが、フリーチェーンでの攻撃力変動です。
【攻撃力を変動させる】
攻撃力を変動させるカードには、古くは《収縮》《突進》などがありますが、これらはそのターンで効果が切れ、応用も効かないので、《ハイパーサイコライザー》とはあまり合いません。
今回、私が注目したのは、《巨大化》《ブラック・ガーデン》です。
【巨大化】
装備魔法
(1):自分のLPが相手より少ない場合、装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力の倍になる。
自分のLPが相手より多い場合、装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力の半分になる。
《ハイパーサイコライザー》に《巨大化》を装備すると、ライフが少ない時は攻撃力4000、ライフが多い時は攻撃力1000となります。
理想としては、相手ターンのメインフェイズは攻撃力1000にして効果発動を封じ、バトルフェイズは攻撃力4000にして攻撃を封じることができれば良いですね。
つまり、フリーチェーンでライフ回復・減少ができるテーマと相性が良いと言えます。
そんなテーマがあるのでしょうか? あるんですね、これが。
【アロマージとの混合】
【アロマージ】であれば、小刻みながら、ライフ回復・減少は容易です。
また【植物族】なので、S召喚も得意ですね。
《アロマージ-ジャスミン》と《アロマセラフィ-アンゼリカ》が種族・属性が同じなので、《ハイパーサイコライザー》の(2)の効果で回収できることもポイントです。
そして、《アロマセラフィ-アンゼリカ》は、フリーチェーンでの大量ライフ回復ができるため、積極的に狙っていきたいところです。
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/植物族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、自分の墓地の「アロマ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力分だけ自分のLPを回復する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地に存在し、自分のLPが相手より多く、自分フィールドに「アロマ」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
相手メインフェイズ時に発動すれば、《巨大化》で攻撃力半減した《ハイパーサイコライザー》でモンスター効果の発動を封じることができますね。
【ブラック・ガーデン】
フィールド魔法
「ブラック・ガーデン」の効果以外の方法でモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、そのモンスターの攻撃力を半分にし、そのモンスターのコントローラーから見て相手のフィールド上に「ローズ・トークン」(植物族・闇・星2・攻/守800)1体を攻撃表示で特殊召喚する。
また、自分のメインフェイズ時に発動できる。
このカードとフィールド上の植物族モンスターを全て破壊し、自分の墓地からこのカードの効果で破壊したモンスターの攻撃力の合計と同じ攻撃力のモンスター1体を選択して特殊召喚する。
最近特に多い「召喚・特殊召喚時に発動できる任意効果」は、《ブラック・ガーデン》で攻撃力が下がる前に発動するため、《ハイパーサイコライザー》で封じることができます。
効果を封じた後は、攻撃力が半減するので、攻撃できなくなるという相性の良さ。
【その他のカード】
その他おもしろいと思ったカードについて書きます。
《巨大化》の簡易版として《進化する人類》もありかもしれません。
装備魔法
自分のライフポイントが相手より少ない場合、装備モンスターの元々の攻撃力は2400になる。
自分のライフポイントが相手より多い場合、装備モンスターの元々の攻撃力は1000になる。
また、ライフ変動カードとしては、装備カード関連で《士気高揚》というカードもあります。チョイスがいちいち古いですね。
永続魔法
装備魔法カードをモンスターに装備させる度に、装備魔法カードのコントローラーは1000ライフポイント回復する。
また、装備魔法カードがフィールド上から離れる度に、装備魔法カードのコントローラーは1000ポイントダメージを受ける。
あとは《クリフォトン》がフリーチェーンで2000ライフを減らせます。《神の宣告》《神の警告》《神の通告》ももちろん強いですし、《光の護封壁》なんて荒業もありますね。《旗鼓堂々》もトリックプレーとしては面白いでしょうか。
【キュアバーン】【大逆転クイズ】のような古いデッキも、構築の参考になりそうです。
【回収効果について】
【アロマ】を軸とした場合、《ダンディライオン》回収が強いですね。対応するチューナーは《グローアップ・バルブ》《幻妖種ミトラ》などがあります。
《ダンディライオン》関連で言うと、《クイック・シンクロン》と《SRベイゴマックス》を回収する動きは強そうです。
先述のとおり、《アロマージ-ジャスミン》と《アロマセラフィ-アンゼリカ》を回収するのも強いですね。
《アンデットワールド》で墓地の種族を変えたらいろいろ回収できそうですが、それはまた別のデッキで。
ではでは。