dandeです。
今回は、サベージ・ストライクで登場した《TGタンク・ラーヴァ》を取り上げます。
目次
【《TGタンク・ラーヴァ》】
チューナー・効果モンスター
星1/地属性/昆虫族/攻 0/守 0
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードを「TG」SモンスターのS素材とする場合、このカードをチューナー以外のモンスターとして扱う事ができる。
(2):このカードが「TG」SモンスターのS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
自分フィールドに「TGトークン」(機械族・地・星1・攻/守0)1体を攻撃表示で特殊召喚する。
【TG】では、《TGサイバー・マジシャン》以来のレベル1チューナーです。
自身は昆虫族ですが、効果で出てくるTGトークンは機械族なのでご注意。
【《TGハルバード・キャノン》が1ターン目に出せる】
《TGタンク・ラーヴァ》の登場により、【純TG】では困難だった《TGハルバード・キャノン》のS召喚が、十分に狙えるレベルになりました。
【基本となる考え方】
まず、基本的な動きとしては、《TGスター・ガーディアン》との組み合わせによる展開ですね。
《TGタンク・ラーヴァ》+レベル4【TG】が場にあれば、
2体で《TGスター・ガーディアン》をS召喚
⇒《TGタンク・ラーヴァ》の効果で、TGトークンSS
⇒《TGスター・ガーディアン》の効果で、墓地の《TGタンク・ラーヴァ》を回収してそのままSS
⇒《TGタンク・ラーヴァ》とTGトークンで《TGレシプロ・ドラゴン・フライ》をS召喚
という動きができます。
つまり、上記の展開において《TGハイパー・ライブラリアン》を追加で出せれば、《TGハルバード・キャノン》が出せるということになりますね。
この動きを基本として更なる展開に派生していくので、覚えておいて下さい。
《TGタンク・ラーヴァ》には、「チューナー以外のモンスターとしても扱える」効果があるので、《TGスクリュー・サーペント》とで《TGハイパー・ライブラリアン》を出せることも重要です。
ただし、《TGスクリュー・サーペント》の効果で《TGタンク・ラーヴァ》を蘇生した場合は、効果が無効になっているので、2体でシンクロできないことには要注意。
【実際の展開例】
最も分かりやすい例でいえば、《TGスクリュー・サーペント》が手札にあり、それを使わずに《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚できる状態であれば、《TGハルバード・キャノン》をS召喚できます。
その他にも条件が整えば、《TGスクリュー・サーペント》の代わりに《TGラッシュ・ライノ》《TGワーウルフ》でも可能なケースがあります。
以下、順を追って紹介します。
(例)
① 手札に《TGスクリュー・サーペント》+《グローアップ・バルブ》がある場合
《グローアップ・バルブ》を通常召喚
⇒《リンクリボー》をリンク召喚
⇒墓地の《グローアップ・バルブ》の効果で、自身をSS
⇒2体で、《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚
⇒効果で、デッキから《TGタンク・ラーヴァ》をSS
⇒2体で《TGトライデント・ランチャー》をリンク召喚
⇒効果で、手札から《TGスクリュー・サーペント》、デッキから《TGタンク・ラーヴァ》、墓地から《TGタンク・ラーヴァ》をSS
⇒《TGスクリュー・サーペント》と《TGタンク・ラーヴァ》の2体で《TGスター・ガーディアン》をS召喚
⇒効果で、墓地の《TGスクリュー・サーペント》を回収してそのままSS
⇒《TGスクリュー・サーペント》の効果で、墓地の《TGタンク・ラーヴァ》をSS
⇒《TGスクリュー・サーペント》《TGタンク・ラーヴァ》の2体で《TGハイパー・ライブラリアン》をS召喚
⇒効果で、TGトークンをSS
⇒《TGタンク・ラーヴァ》とTGトークンの2体で《TGレシプロ・ドラゴン・フライ》をS召喚
⇒3体で《TGハルバード・キャノン》をS召喚
このケースでは、《TGトライデント・ランチャー》をリンク召喚した時点で、墓地に【TG】が1体しかいないので、デッキから《TGスクリュー・サーペント》をSSしても釣り上げるモンスターがいません。
なので、手札は《TGスクリュー・サーペント》でなければならず、《TGラッシュ・ライノ》では《TGハルバード・キャノン》まで行き着きません。
② 手札に《TGラッシュ・ライノ》+《TGサイバー・マジシャン》+《TGブースター・ラプトル》がある場合
《TGサイバー・マジシャン》を通常召喚
⇒《TGブースター・ラプトル》を自身の効果でSS
⇒2体で《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚
⇒効果で、デッキから《TGタンク・ラーヴァ》をSS
⇒2体で《TGトライデント・ランチャー》をリンク召喚
⇒効果で、手札から《TGラッシュ・ライノ》、デッキから《TGスクリュー・サーペント》、墓地から《TGタンク・ラーヴァ》をSS
⇒《TGスクリュー・サーペント》の効果で、墓地の《TGサイバー・マジシャン》をSS
⇒《TGスクリュー・サーペント》《TGタンク・ラーヴァ》の2体で《TGハイパー・ライブラリアン》をS召喚
⇒効果で、TGトークンをSS
⇒《TGラッシュ・ライノ》《TGサイバー・マジシャン》の2体で《TGスター・ガーディアン》をS召喚
⇒効果で、墓地の《TGタンク・ラーヴァ》を回収してそのままSS
⇒《TGタンク・ラーヴァ》とTGトークンの2体で《TGレシプロ・ドラゴン・フライ》をS召喚
⇒3体で《TGハルバード・キャノン》をS召喚
このケースでは、手札は《TGラッシュ・ライノ》の代わりに《TGワーウルフ》でもよく、《TGサイバー・マジシャン》の代わりに《TGタンク・ラーヴァ》《TGストライカー》でもいいです。
(《TGスクリュー・サーペント》の墓地効果でレベルの上げ下げができるため。)
また、《TGブースター・ラプトル》は、《化石調査》《幻創のミセラサウルス》で持って来れるので、このケースは割と起こります。
③ 手札に《TGラッシュ・ライノ》+《TGストライカー》+下級モンスター1体がある場合(相手フィールドにモンスターがいるケースのみ)
《TGストライカー》を自身の効果でSS
⇒下級モンスターを通常召喚
⇒2体で《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚
⇒効果で、デッキから《TGタンク・ラーヴァ》をSS
⇒2体で《TGトライデント・ランチャー》をリンク召喚
⇒効果で、手札から《TGラッシュ・ライノ》、デッキから《TGスクリュー・サーペント》、墓地から《TGタンク・ラーヴァ》をSS
⇒《TGスクリュー・サーペント》の効果で、墓地から《TGストライカー》をSS
⇒《TGスクリュー・サーペント》《TGタンク・ラーヴァ》の2体で《TGハイパー・ライブラリアン》をS召喚
⇒《TGタンク・ラーヴァ》の効果で、TGトークンSS
⇒《TGスクリュー・サーペント》の墓地効果で、《TGストライカー》のレベルを1にする
⇒《TGストライカー》《TGラッシュ・ライノ》の2体で《TGスター・ガーディアン》をS召喚
⇒効果で、墓地の《TGタンク・ラーヴァ》を回収してそのままSS
⇒《TGタンク・ラーヴァ》とTGトークンの2体で《TGレシプロ・ドラゴン・フライ》をS召喚
⇒3体で《TGハルバード・キャノン》をS召喚
このケースは、後攻1ターン目や、妨害・除去を受けた後の切り返しを想定したものです。
《TGスクリュー・サーペント》のレベル変更効果を活かした展開ですね。
以上、3つのケースを紹介しました。
他にも多数の展開パターンがありますが、上記を応用すればいろいろ見つけられると思います。
【《ナチュル・ビースト》も出せる】
《TGタンク・ラーヴァ》は、地属性・レベル1チューナーなので、《TGラッシュ・ライノ》とで《ナチュル・ビースト》をS召喚できることも重要です。
EXデッキに空きがあるかという根本的な問題がありますが、出せるようになったということは頭に入れておいた方がいいでしょう。
【まとめ】
《TGタンク・ラーヴァ》は、従来の【TG】に不足していた展開力をピンポイントに補った非常に強力なカードです。
《TGスクリュー・サーペント》《TGスター・ガーディアン》と並ぶトップレベルの【TG】強化カードと言えるでしょう。
展開パターンについては、より消費の少ないものを引き続き考えていきたいと思います。
ではでは。