dandeです。
今回は、11月23日発売予定のリンクヴレインズパック3に収録される《幻獣機アウローラドン》を取り上げます。
《風霊媒師ウィン》など、最近の【風属性】への追い風がすごい。
【《幻獣機アウローラドン》】
リンク・効果モンスター
リンク3/風属性/機械族/攻2100
【リンクマーカー:左/下/右下】
機械族モンスター2体以上
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
自分フィールドに「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)3体を特殊召喚する。
このターン、自分はリンク召喚できない。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターを3体までリリースして発動できる。
リリースしたモンスターの数によって以下の効果を適用する。
●1体:フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
●2体:デッキから「幻獣機」モンスター1体を特殊召喚する。
●3体:自分の墓地から罠カード1枚を選んで手札に加える。
初の【幻獣機】リンクモンスター。
過去には《ベルキャットファイター》という【幻獣機】を意識したリンクモンスターがいましたが、リンクマーカーの向きも不遇でした。
《幻獣機アウローラドン》は、下にも横にもリンクマーカーがあり、非常に優秀です。
【機械族】リンクモンスターには、《水晶機巧-ハリファイバー》《プラチナ・ガジェット》《HSR-GOMガン》など、汎用かつ優秀なものが多いですが、その大半がリンク2でした。
《幻獣機アウローラドン》の登場で、リンク3まで展開を広げられることになり、汎用リンクモンスターとしても活躍できそうです。
【S召喚・X召喚には制約なし】
《幻獣機アウローラドン》の(1)効果は、幻獣機トークンを3体SSするという豪快なもの。
当然ですが、発動後のリンク召喚には制約がかかります。
トークンを3体もSSしたら、またリンク3出ちゃいますからね。仕方ない。
ただ、シンクロ召喚・エクシーズ召喚には制約がかからないため、(2)効果でデッキから【幻獣機】チューナーをSSすれば、続けてシンクロ召喚ができます。
下級【幻獣機】のレベルは、幻獣機トークンのレベルの合計分だけ上がるので、【列車】などの高ランクのエクシーズ召喚を狙ってもいいですね。
【幻獣機】チューナーの筆頭は、汎用カードとしても使われる《幻獣機オライオン》。
《幻獣機アウローラドン》は、素材指定が緩いので、《水晶機巧-ハリファイバー》+《幻獣機オライオン》で出せます。
リンク素材としても、後続で呼んでくる【幻獣機】としても優秀なので、《幻獣機オライオン》の出張性能は、さらに上がりました。《BF-隠れ蓑のスチーム》みたいに、禁止になりそうで怖い。
【シンクロ召喚は加速する】
《幻獣機アウローラドン》の登場により、【カラクリ】は新たな展開手段を手に入れました。
以前から展開力は高かったので、やや既視感はありますが、《幻獣機オライオン》+【星遺物】ギミックを取り入れた【カラクリ】が最適解になりつつあります。
個人的には、【無限起動】と混ぜた構築が好きなんですが、さすがにパワー差を感じますね。
そこで、展開例をひとつ紹介します。
・《カラクリ小町 弐弐四》+《カラクリ商人 壱七七》
最終盤面:《幻獣機アウローラドン》+《ヴァレルロード・S・ドラゴン》+《カラクリ大権現 無零武》+《ナチュル・ビースト》
カラクリ展開
— dande@ジェネクスと歩む遊戯王日記 (@dande37413776) 2020年1月2日
小町+商人+手札コスト1枚から
アウローラドン+サベージ+無零武+ナチュビ#遊戯王 pic.twitter.com/DKVT9ibVni
《カラクリ小町 弐弐四》を通常召喚
⇒《カラクリ商人 壱七七》を追加召喚し、効果でデッキから《カラクリ蝦蟇油》をサーチ
⇒《カラクリ小町 弐弐四》+《カラクリ商人 壱七七》の2体で、《星杯の神子イヴ》をシンクロ召喚し、効果でデッキから《星遺物を継ぐもの》をサーチ
⇒《カラクリ蝦蟇油》を発動し、墓地から《カラクリ商人 壱七七》をSS
⇒《星杯の神子イヴ》+《カラクリ商人 壱七七》の2体で、《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚
⇒《水晶機巧-ハリファイバー》の効果でデッキから《カラクリ小町 弐弐四》をSS、《星杯の神子イヴ》の効果でデッキから《星遺物-『星杯』》をSS
⇒《カラクリ小町 弐弐四》+《星遺物-『星杯』》の2体で、《カラクリ大将軍 無零怒》をシンクロ召喚し、効果でデッキから《カラクリ蝦蟇 四六弐四》をSS
⇒《カラクリ大将軍 無零怒》+《カラクリ蝦蟇 四六弐四》の2体で、《カラクリ大権現 無零武》を(左下のリンク先に)シンクロ召喚し、効果でデッキから任意の【カラクリ】をSS
⇒《水晶機巧-ハリファイバー》+上記の【カラクリ】の2体で、《幻獣機アウローラドン》をリンク召喚し、幻獣機トークンを3体SS
⇒《幻獣機アウローラドン》の(2)効果で、トークン2体をリリースしてデッキから《幻獣機オライオン》をSS
⇒《幻獣機オライオン》+トークン1体で、《アクセル・シンクロン》をシンクロ召喚
⇒《幻獣機オライオン》の効果で幻獣機トークン1体SS
⇒《アクセル・シンクロン》の効果で、デッキから《ジェット・シンクロン》を墓地へ送り、自身のレベルを1下げる
⇒《アクセル・シンクロン》+幻獣機トークン1体で、《カラクリ将軍 無零》をシンクロ召喚し、効果でデッキから《カラクリ参謀 弐四八》をSS
⇒《カラクリ参謀 弐四八》の効果で自身の表示形式を変更
⇒《カラクリ大将軍 無零武》の効果で、相手フィールドのカード1枚を除外
⇒墓地の《ジェット・シンクロン》の効果で、手札1枚捨てて墓地から自身をSS
⇒《カラクリ将軍 無零》+《ジェット・シンクロン》の2体で、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》をシンクロ召喚し、効果で墓地の《水晶機巧-ハリファイバー》を装備
⇒《星遺物を継ぐもの》を発動し、墓地から《カラクリ商人 壱七七》をSS
⇒《カラクリ参謀 弐四八》+《カラクリ商人 壱七七》の2体で、《ナチュル・ビースト》をシンクロ召喚
《星遺物-『星杯』》は【機械族】なので、もともと【カラクリ】との相性は良く、不純物とはいえ邪魔にはなりません。
【カラクリ】の典型的な初動札から作れる盤面としては、なかなか硬いのではないでしょうか。
ではでは。