感想『マインドセット「やればできる!」の研究』(キャロル・S・ドゥエック著、草思社)

dandeです。

 

今回は、読書記事です。

 

 

  目次

 

 

【『マインドセット「やればできる!」の研究』】

 

 

マインドセット「やればできる! 」の研究

マインドセット「やればできる! 」の研究

 

 

サクッと読める一冊。

 

 

【ざっくり感想】

 

 

全編を通して、硬直マインドセットしなやかマインドセットの優劣を論じています。

 

マインドセットを和訳すると、「思考様式」です。

 

何かに挑戦した時に壁にぶつかった。その時、どう考えるか。

考え方次第で、その後が変わっていくというお話。

 

多くの人が陥っている硬直マインドセットの場合、壁にぶつかったらもう失敗。能力は固定的であり、天性のものだと考えると言います。

躓いたら立ち直れないタイプですね。

 

子育てに際し、子供の成績を褒めるか、それとも努力を褒めるかによって、子どものマインドセットの形成にも影響します。

マインドセットをしなやかにしようというのが本書の主な主張です。

 

マインドセットがあらゆる解釈全体を一定の方向に導いてゆき、マインドセットが硬直していると、内なる声は自分や他人の品定めばかりするようになります。(本書P.305より)

 

硬直マインドセットは、どんな情報に対しても、極端な評価を下すことに繋がるそうです。

これは、SNSの主流化などにより、マスメディア等も物事を誇張化・単純化して伝えがちな現代にも通じる話でしょう。

 

批判から真摯に学び、壁にぶつかっても耐えて乗り越え、他人の成功から気付きを得て未来を切り開いていけるしなやかマインドセットになりたいものですね。

 

ではでは。