dandeです。
今回は《魔導書の神判》と【ベアルクティ】について考えてみます。
前回の少考察は、こちら。
【魔導書の神判】
速攻魔法(制限カード)
このカードを発動したターンのエンドフェイズ時、このカードの発動後に自分または相手が発動した魔法カードの枚数分まで、自分のデッキから「魔導書の神判」以外の「魔導書」と名のついた魔法カードを手札に加える。
その後、この効果で手札に加えたカードの数以下のレベルを持つ魔法使い族モンスター1体をデッキから特殊召喚できる。
「魔導書の神判」は1ターンに1枚しか発動できない。
言わずと知れた【魔導書】の最終兵器。
大量の【魔導書】をサーチしながら【魔法使い族】のSSまでできる壊れカードです。
長らく禁止カードとして眠っていましたが、2022年7月改定で突如解禁されました。エラッタなしでの復活は、正直驚きましたね。
【ベアルクティ】
相手ターンにSSして妨害する手札誘発の要素を持ちながら、展開力もそこそこ高い【ベアルクティ】。
レベル7・8のモンスターで構成されているのも特徴で、レベルの差でシンクロ召喚するというダークシンクロを彷彿とさせる召喚条件も話題になりました。
《ベアルクティ-ポラリィ》をSSできれば、次のような流れで展開ができます。
《ベアルクティ-ポラリィ》の効果で、デッキから《ベアルクティ・ビッグディッパー》を発動
⇒《ベアルクティ-ポラリィ》の効果で、墓地からレベル8の【ベアルクティ】チューナーを蘇生(リリースコストの代わりに墓地の【ベアルクティ】を除外)
⇒《ベアルクティ-ポラリィ》+レベル8【ベアルクティ】の2体で《ベアルクティ-セプテン=トリオン》をシンクロ召喚
【神判とベアルクティ】
そして今回紹介するのは《魔導書の神判》+【ベアルクティ】の組み合わせ。
《魔導書の神判》は、その強大なパワーと引き換えにサーチのタイミングがエンド時と遅いのが弱点です。
高速化した現代遊戯王では、そのタイムラグが致命的になりえます。
【《クリスタル・ガール》】
《魔導書の神判》をどう使おうか考えていた時に、ふと浮かんだのが《クリスタル・ガール》でした。
発動のタイミングが《魔導書の神判》と同じエンドフェイズであり、レベル5以上の【水属性】をサーチという使いやすい効果。
《クリスタル・ガール》の効果で【ベアルクティ】をサーチしておけば、相手ターンにそのままSSして妨害できるという流れですね。
【魔法カウントも問題なし】
《クリスタル・ガール》はレベル1なので、《魔導書の神判》で呼びやすいのもポイント。神判の後に魔法を1枚発動すればいいだけですから余裕ですね。
【ベアルクティ】には強力な魔法カードが多く、《魔導書の神判》の魔法カウントにも困りません。
【繰り返し7ドロー】
《ベアルクティ・ラディエーション》は、最大7ドローという壊れカードです。
《魔導書の神判》と同じで、【魔導】や【ベアルクティ】だから許されているだけですね。
《ベアルクティ・ラディエーション》の弱点は、場に1枚しか存在できないことです。
ドロー効果を使い切った後は、除去しないと2枚目の《ベアルクティ・ラディエーション》が発動できなくなります。
現状でそれができる【ベアルクティ】は《ベアルクティ-グラン=シャリオ》ぐらいしかなく、長期戦になるとジリ貧になってしまいますね。
そこで活用したいのが《魔導法士ジュノン》。
自分のカードも簡単に破壊でき、レベル7なので【ベアルクティ】の発動コストや《ベアルクティ-ポラリィ》のシンクロ素材にも使えます。
【高レベルシンクロも】
SSがメインになる【ベアルクティ】では、召喚権が余りがち。
そこで《魔導書士バテル》の出番です。
《ルドラの魔導書》をサーチして発動すれば、召喚権が2ドローに変換されます。もちろん今回のキーカード《魔導書の神判》をサーチして禁忌を犯すことも可能ですね。
派生的な動きとしては、《魔導書士バテル》+レベル8【ベアルクティ】チューナーの2体で《フルール・ド・バロネス》をシンクロ召喚する動きもあります。シンプルに強い。
【デッキレシピ】
後日、デッキレシピを紹介しました。
ではでは。