【ベアルクティについて】
【ベアルクティ】は、相手ターンに手札からSSして妨害ができる面白いテーマです。
(《月の書》を内蔵した妨害モンスター)
レベル8チューナーとレベル7非チューナーで構成されており、レベルを引き算してシンクロモンスターをSSするという特殊な召喚方法もポイントです。
以前《魔導書の神判》が緩和されたタイミングで【ベアルクティ】の記事を書いているので、詳しく知りたい方はそちらを参照ください。
【《天極輝士-熊斗竜巧α》】
特殊召喚・効果モンスター
星7/水属性/機械族/攻2000/守 700
このカード名はルール上「ベアルクティ」カード、「ドライトロン」カードとしても扱う。
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「天極輝士-熊斗竜巧α」を除く、「ベアルクティ」モンスターか「ドライトロン」モンスターが自分フィールドに存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、デッキから「ベアルクティ」魔法・罠カードか「ドライトロン」魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。
【機械族のベアルクティ】
《天極輝士-熊斗竜巧α》は、他の【ベアルクティ】とは違って【機械族】であり、通常召喚できないので《マグネット・リバース》のサポートを受けられます。
ただ《天極輝艦-熊斗竜巧》は《マグネット・リバース》でSSできません。残念。
【ベアルク魔法・罠をサーチ】
《天極輝士-熊斗竜巧α》の効果は、手札から自身をSSし、その後【ベアルクティ】魔法・罠カード or 【ドライトロン】魔法・罠カードをサーチするというもの。
発動条件が「《天極輝士-熊斗竜巧α》を除く、【ベアルクティ】か【ドライトロン】モンスターが存在する場合」なので、手札コストを捨てる必要がないのが優秀です。
《ベアルクティ-ミクポーラ》の効果でサーチしてそのままSSできますね。
【驚異の7枚ドロー】
そんな《天極輝士-熊斗竜巧α》のポイントは、やはり《ベアルクティ・ラディエーション》がサーチ可能になったことでしょう。
永続魔法
このカードを発動する場合、このカードにカウンターを7つ置いて発動する。
(1):「ベアルクティ・ラディエーション」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):手札・EXデッキから「ベアルクティ」モンスターが特殊召喚される度に、このカードのカウンターを1つ取り除いて発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(3):自分・相手のエンドフェイズに、「ベアルクティ・ラディエーション」以外の自分の墓地の「ベアルクティ」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードをデッキに戻す。
カウンターを7つ置き、そのカウンターを取り除きながらドローする永続魔法。
最大7枚ドローという驚異のドローソースなのですが、サーチ手段が《ベアルクティ-セプテン=トリオン》ぐらいしかないのが弱点でした。
《天極輝士-熊斗竜巧α》のおかげで、自分ターンに《ベアルクティ・ラディエーション》がサーチできるようになったのは大きいですね。
《天極輝士-熊斗竜巧α》自体は《ベアルクティ・ディパーチャー》でサーチでき、安定した動きが可能です。
【《ベアルクティ-ポーラ=スター》】
シンクロ・効果モンスター
星1/水属性/機械族/攻 700/守2000
このカードはS召喚できず、レベルの差が1となるように自分フィールドからチューナー1体とチューナー以外のモンスター1体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードと自分の手札・フィールドのレベル8の「ベアルクティ」モンスター1体をリリースして発動できる。
レベル7の「ベアルクティ」Sモンスター1体を召喚条件を無視してEXデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●相手はEXデッキから特殊召喚された、レベルを持つモンスターの効果を発動できない。
新たな【ベアルクティ】シンクロモンスター。
SS条件は《ベアルクティ-ポラリィ》と同じです。
【EXデッキからベアルクをSS】
《ベアルクティ-ポーラ=スター》の効果は、EXデッキからレベル7の【ベアルクティ】シンクロモンスターを召喚条件を無視してSSするというもの。
さらにSSしたシンクロモンスターには「相手はEXデッキから特殊召喚された、レベルを持つモンスターの効果を発動できない。」という効果が付与されます。
発動条件は、自身+手札・場のレベル8【ベアルクティ】をリリースするというもので、そんなに厳しい条件でもないですね。
【ディパーチャーからの制圧】
《ベアルクティ-ポーラ=スター》の効果で《ベアルクティ-セプテン=トリオン》をSSすれば、EXデッキからSSされた全てのモンスターの効果を封殺できるようになりました。
シンクロ・効果モンスター
星7/水属性/獣戦士族/攻3000/守 700
このカードはS召喚できず、レベルの差が7となるように自分フィールドからレベル8以上のチューナー1体とチューナー以外のSモンスター1体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、EXデッキから特殊召喚されたレベルを持たない表側表示モンスターの効果は無効化される。
(2):相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ベアルクティ」カード1枚を手札に加える。
《ベアルクティ-ポーラ=スター》の付与効果で「レベルを持つモンスター」の効果発動を封じ、《ベアルクティ-セプテン=トリオン》の効果で「レベルを持たないモンスター」の効果を無効化するということですね。
この制圧展開は《ベアルクティ-ポーラ=スター》の効果さえ通せばいいので、《ベアルクティ・ディパーチャー》を使えば決まりやすいです。
【展開ルート】
手札:《ベアルクティ・ディパーチャー》+レベル8【ベアルクティ】+コスト1枚
結果:《ベアルクティ-ポラリィ》+《ベアルクティ-セプテン=トリオン》(《ベアルクティ-ポーラ=スター》の効果付与)
《ベアルクティ・ディパーチャー》を発動し、手札1枚を捨ててデッキから《ベアルクティ-ミクポーラ》+《ベアルクティ-メガポーラ》をサーチ
⇒《ベアルクティ-ミクポーラ》の効果で、手札の《ベアルクティ-メガポーラ》をリリースして、手札から自身をSS
⇒《ベアルクティ-ミクポーラ》の効果で、デッキから《天極輝士-熊斗竜巧α》をサーチ
⇒《天極輝士-熊斗竜巧α》を自身の効果でSSし、効果でデッキから《ベアルクティ・スライダー》をサーチ
⇒《ベアルクティ・スライダー》を発動し、墓地から《ベアルクティ-メガポーラ》をSS
⇒《ベアルクティ-ミクポーラ》+《ベアルクティ-メガポーラ》の2体で《ベアルクティ-ポラリィ》をSSし、効果でデッキから《ベアルクティ・ビッグディッパー》を置く
⇒《ベアルクティ-ポラリィ》の効果で、墓地から《ベアルクティ-ミクポーラ》を除外して、墓地から《ベアルクティ-メガポーラ》をSS
⇒《ベアルクティ-メガポーラ》+《天極輝士-熊斗竜巧α》の2体で《ベアルクティ-ポーラ=スター》をSS
⇒《ベアルクティ-ポーラ=スター》の効果で、手札のレベル8【ベアルクティ】をリリースして、EXデッキから《ベアルクティ-セプテン=トリオン》をSS
取り急ぎ、こんな感じで考えてみました。
もっと良い展開ルートはあるはずなので、ぼちぼち検討していきます。
ではでは。