【スプーン】EMスカイマジシャンガールを使ったレベル4×3展開ルート【少考察】

 

【前回の少考察】

 

dandee.hatenablog.com

 

《ドッペル・ウォリアー》を使った【白き森】展開について書きました。

 

 

 

【スプーン+ガールの活用】

 

今回は、10月4日発売予定の「遊戯王OCG STORIES 4巻」に収録される《封印の魔導士スプーン》を取り上げます。

 

 

【《封印の魔導士スプーン》】

 

効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1000/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから「封印の魔道士スプーン」以外の「マギストス」モンスター1体を手札に加える。
●相手フィールドのモンスター1体の攻撃力をターン終了時まで半分にする。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
自分のEXデッキ・墓地から「マギストス」モンスター1体を装備魔法カード扱いで対象のモンスターに装備する。

 

(1)効果で【マギストス】のサーチ、(2)効果で【マギストス】の装備ができます。

1枚で2つの働きができる初動札ですね。

 

サーチ候補は《絶火の大賢者ゾロア》

自身の効果で《聖魔の乙女アルテミス》を装備すれば、《聖魔の乙女アルテミス》の効果でレベル4【マギストス】をサーチできます。

 

 

 

↓↓の動きで《封印の魔導士スプーン》1枚からレベル4×3体が並ぶので、従来の【マギストス】とは別次元の展開力になりました。

 

手札:《封印の魔導士スプーン》

結果:《絶火の大賢者ゾロア》+《聖魔の大賢者エンディミオン》+《精霊コロゾ》

 

 《封印の魔導士スプーン》の(1)効果で、手札から自身を捨ててデッキから《絶火の大賢者ゾロア》をサーチ

⇒《絶火の大賢者ゾロア》を通常召喚し、効果でEXデッキから《聖魔の乙女アルテミス》を装備

⇒《聖魔の乙女アルテミス》の効果で、デッキから《聖魔の大賢者エンディミオン》をサーチ

 

 

⇒《封印の魔導士スプーン》の(2)効果で、墓地から自身を除外して、EXデッキから《絶火の竜神ヴァフラム》を装備

 

 

⇒《絶火の大賢者ゾロア》の効果で、手札から《聖魔の大賢者エンディミオン》をSS

⇒《聖魔の乙女アルテミス》+《絶火の竜神ヴァフラム》を墓地へ送って、EXデッキから《精霊コロゾ》をSS

 

 

《絶火の大賢者ゾロア》1枚からでも同様の展開が可能。

これだけ並べてもSS制約はないので、【プトレノヴァインフィニティ】でも何でもできますね。

 

dandee.hatenablog.com

 

そんな中、とあるデッキを考えていた時に《EM スカイ・マジシャン・ガール》からでも同じ展開ができることに気づきました。

 

【《EM スカイ・マジシャン・ガール》】

 

効果モンスター
星5/風属性/魔法使い族/攻2000/守1500
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに永続魔法カードが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが手札から特殊召喚した場合に発動できる。
デッキからレベル4以下の魔法使い族・光属性モンスター1体を墓地へ送る。
(3):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

 

(1)効果で、手札から自身をSSできます。

永続魔法がないとSSできないものの、【烙印】のようにテーマ内で永続魔法を持ってこれるデッキなら狙いやすいです。【マギストス】なら《三賢者の書》が永続魔法ですね。

 

 

 

【EM】【マジシャン・ガール】の両方に属しているので、このカード自体のサーチもしやすいのが嬉しい。

 

 

今回注目したのは、(2)効果。

デッキから【光属性・魔法使い族】を墓地へ送るという効果です。

 

《封印の魔導士スプーン》が、ちゃっかり【光属性・魔法使い族】なんですよね。

 

そのおかげで《EM スカイ・マジシャン・ガール》さえ出せれば、↑↑のルートとほぼ同じ盤面が作れます。

 

 

【展開ルート】

 

手札:《EM スカイ・マジシャン・ガール》+場に好きな永続魔法

結果:《EM スカイ・マジシャン・ガール》+《絶火の大賢者ゾロア》+《封印の魔導士スプーン》+《精霊コロゾ》

 

 《EM スカイ・マジシャン・ガール》の効果で、手札から自身をSSし、効果でデッキから《封印の魔導士スプーン》Aを墓地へ送る

⇒《封印の魔導士スプーン》Aの(2)効果で、墓地から自身を除外して、EXデッキから《聖魔の乙女アルテミス》を装備

⇒《聖魔の乙女アルテミス》の効果で、デッキから《封印の魔導士スプーン》Bをサーチ

⇒《封印の魔導士スプーン》Bの効果で、手札から自身を捨ててデッキから《絶火の大賢者ゾロア》をサーチ

⇒《絶火の大賢者ゾロア》を通常召喚し、効果でEXデッキから《絶火の竜神ヴァフラム》を装備

⇒《絶火の大賢者ゾロア》の効果で、墓地から《封印の魔導士スプーン》BをSS

⇒《聖魔の乙女アルテミス》+《絶火の竜神ヴァフラム》を墓地へ送って、EXデッキから《精霊コロゾ》をSS

 

このルートに必要な【マギストス】は《封印の魔導士スプーン》×2枚+《絶火の大賢者ゾロア》の計3枚。

しかも《封印の魔導士スプーン》自体が初動札なので、素引きしても問題ありません。

 

【ランク4】を出したいデッキなら、出張パーツとしても十分ありではないでしょうか。

 

ではでは。