dandeです。
皆さんご存知のPC眼鏡メーカー・JINS<3046>が続伸しています。
前日に発表された6月度の月次売上高で、前年同月比 7.2%増の好業績が評価された形です。
6月19日の終値からかなり下げていましたが、今日で同水準まで戻したので、かなり戻りが早かったと思います。
(推移としては、6月12日6180円⇒6月19日6930円⇒7月2日6070円⇒7月6日6840円)
ただ、今日は、米国による対中国制裁関税の発動があり、それを織り込んだためか日経平均は200円超の上昇を見せるなど、地合いが良かったのも確かです。明日以降の推移に注目したいと思います。
この銘柄については、株式売買をやり始めた2013年頃に着目していました。
当時はブルーライトカット眼鏡「JiNS PC」の販売がメインであったと記憶していますが、消費者の立場から、眼鏡の概念そのものを変える革命だなと感じていました。
その頃の株価は3000円程度。それが2015年には6000円を突破し、2017年には7000円を突破しました。
2014年以降、色々な銘柄を見るうちにJINSへの興味は薄くなり、日々の値動きを見るだけの日々が続きましたが、その間も、「ものづくり企業でありながら、『眼鏡』というツールに新しい概念・価値を付加していく」姿勢は不変だったようです。
先日、某フィットネスジムに行った時、「JINS MEME」という眼鏡型ウェアラブルデバイスを使った姿勢の歪み測定をしました。スポーツジムでJINSの名前を聞くとは思わず、後で調べてみると、なかなかすごいツールであることを知りました。
眼鏡型の「JINS MEME(ジンズ ミーム)」には、縁に複数のセンサーが付いており、それにより眼球の動きや体軸変化を測定できます。
これにより、集中度、姿勢の状態を把握でき、仕事やドライブの際の集中力の向上や、先述のようなスポーツ・トレーニングの際の姿勢向上に活かせます。
PC眼鏡の時も驚きましたが、ここまでくるともはや眼鏡というより「簡単に身に付けられる身近な測定機器」という位置づけでしょう。
これからは「IoT」の時代だと言われて久しいですが、センサーの進歩を肌で感じるレベルになってきました。先日は、村田製作所・KDDIが職場のコミュニケーションをセンサーで可視化する仮想センサープラットフォームの実証実験をするというニュースもありました。すごい時代になったものです。
JINSの最近の取り組みとしては、ワーキングスペース提供事業がすごいなと思っていて、「世界一集中できるワークスペース」を謳う「Think Lab」が2017年12月からオープンしています。これも出発は「JINS MEME」による集中力測定からだそうで、事業の広がりが進んでいることが分かります。
ワーキングスペース提供については、ソフトバンク<9984>も出資しているWeWorkが2018年2月から日本への進出をしており、これから成長が期待できる分野だと思います。
これからのJINSの事業展開が楽しみです。
いやあ、値下がりしたときに買っておくべきでした。
ではでは。