望遠のマーチ(full) 感想

dandeです。

 

radikoタイムフリー最高。現代のテクノロジーに感謝。

BUMP OF CHICKENの新曲『望遠のマーチ』が、ラジオ初OAされました。

 

初聴の感想は「めちゃめちゃロックしてる」。キラキラしたイントロに騙されました。『シリウス』よりもロックの可能性ある。

特に、2番Aメロのドラムとギターは必聴。「昔のBUMP」を思い出させてくれました。

 

【グッときた所】

「どれだけ待ったって誰も迎えに来ないじゃない」⇒「行こう」のコンボ

「与えられた居場所が苦しかったらそんなの疑ったって構わないんだ」

「叫びたい言葉が輝いてる」の部分のハモり

・アウトロの半音(?)上げの高音

 

昔の曲は「刺さる」感じだったけれど、今は「じわじわ心に染みてくる」。初聴よりも2回目・3回目の方が響きました。

 

【タイトルの意味の考察】

・「望遠」は、「遠くを見つめること」ですが、カメラの望遠レンズには、遠近感を圧縮する「圧縮効果」があり、遠くの小さいものを大きく見せることができます。ズームとは異なり、被写体の周辺をぼかすことなく拡大するので、遠くも近くもはっきり見えます。野球中継の遠近感が良い例。詳しくはWikipedia先生に聞いてください。圧縮効果 - Wikipedia

 

・「マーチ」は行進曲ですが、この曲の曲調はマーチではなさそうなので、「行進」という意味で捉えます。後半の歌詞でわかるとおり、この歌の主人公には羽根が付いていません。それでも「その羽根(心の中の羽根)で飛んできた」ことで「嵐の中」を乗り越えています。

 つまり、「マーチ」は、「羽根」を付けることなく足を踏みしめて歩みを進めていく主人公を表した言葉ではないかと考えました。

 

・まとめると、「望遠のマーチ」は、「遠くにある希望を日常(繰り返す今日)に近づけて大きく見ながら、体は地に足を付けて一歩ずつ歩いて行こうよ」ということかなと思います。

 

歌詞は、全体をとおして見ると『firefly』に近いと感じます。「飛ぶ」「輝く」「諦め(=絶望)」 「憧れ(=希望)」など、共通ワードがちらほら。「望遠」だけ見ると、『天体観測』の「望遠鏡をのぞき込んだ」が頭をよぎりますが。

曲のテンポは、『才悩人応援歌』を彷彿とさせます、ギター弾けないからコードとかわからないけど(笑)

 

いやー、名曲ですね。最近のBUMPが好きでない人も、2~3回通して聴いてみてほしい。心に響くものがあるはずです。

配信開始は、7月23日(月)。もうすぐですね。

 

ではでは。