【前回の少考察】
新テーマ【セリオンズ】を取り上げています。
【エクソシスターについて】
デッキビルドパック定番の美少女テーマ【エクソシスター】は、【光属性・魔法使い族】をメインとした墓地メタテーマ。
メインデッキに入るモンスターが【光属性・魔法使い族】なのに対し、主力のエクシーズモンスターが【光属性・戦士族】となっているのも特徴ですね。
テーマ自体の展開力は高くありませんが、下級【エクソシスター】の共通効果として「自分・相手の墓地のカードが相手によって墓地から離れた場合に、【エクソシスター】Xモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚できる。」という【十二獣】の調整版のような効果があります。
蘇生はもちろん《墓穴の指名者》による除外でも発動するので、相手からするとかなり鬱陶しいでしょう。
この共通効果や《エクソシスター・アーメント》の効果で《エクソシスター・ミカエリス》をSSし、フリーチェーン除外効果で妨害するのが基本的な戦い方になります。
近日発売の DIMENSION FORCE で《エクソシスターズ・マニフィカ》が登場し、フリーチェーン除外による妨害手段が増えます。《エクソシスターズ・マニフィカ》はⅩモンスター2体を素材とする大型Ⅹモンスターなので、展開力を上げることが今以上に重要になるでしょう。
【マギストスを採用するメリット】
そんな【エクソシスター】において【マギストス】を採用するメリットを考えてみます。
【① 同胞の絆を共有できる】
なぜ【マギストス】なのか。
そのきっかけは、キーカードの《結晶の大賢者サンドリヨン》でした。
《結晶の大賢者サンドリヨン》は【光属性・魔法使い族】なので、《同胞の絆》で下級【エクソシスター】とともに並べられるのがポイントです。【ランク4】デッキのお供である《Em トリック・クラウン》も一緒に呼べますね。
【② 三賢者の書を共有できる】
上記のとおり【エクソシスター】は展開力が高くありません。
そのため【ランク4】を正規召喚しようとすると、《エクソシスター・エリス》や《エクソシスター・ステラ》のSS効果、《エクソシスター・パークス》のSS効果などが必要になります。実際に回してみると感じますが、妨害を立てられるとエクシーズ召喚まで繋げるのが大変です。
そこで目を付けたのが《三賢者の書》。
上記の《結晶の大賢者サンドリヨン》の効果でサーチ可能です。
下級【エクソシスター】はすべて【レベル4・魔法使い族】なので、問題なく《三賢者の書》を【マギストス】と共有することができ、展開札として活用できます。
《三賢者の書》の他にも、《絶火の大賢者ゾロア》で下級【エクソシスター】を蘇生する動きが強いですね。
【③ 妨害手段を増やせる】
上記のとおり【エクソシスター】は、《エクソシスターズ・マニフィカ》+《エクソシスター・ミカエリス》によるフリーチェーン除外がテーマの強みです。
これだけでも十分強力ではありますが、ここに《絶火の魔神ゾロア》や《法典の守護者アイワス》による効果無効の妨害を合わせればさらに堅い盤面が作れます。
また、自分ターンであれば《結晶の魔女サンドリヨン》を【マギストス】に装備して相手モンスターを無効化したり、《結晶の女神ニンアルル》を装備してバックを割ったりするのも【エクソシスター】単体ではできない芸当ですね。
同じ【レベル4・魔法使い族】テーマである【エクソシスター】と【マギストス】。
お互いに足りない部分を補い合える組み合わせではないでしょうか。
【デッキレシピ】
後日、デッキレシピを紹介しました。
ではでは。