dandeです。
昨日は、MステにBUMPが出演し、『話がしたいよ』を披露しました。かなり緊張していたと思われますが、歌詞間違いなどもなく、控えめに言って最高のパフォーマンスでした。
俳優の高橋一生さんが『Stage of the ground』が好きと発言するなど、ファンにとっては非常に楽しく充実した夜になったと思います。
そんな中、BUMPの公式YouTubeチャンネルが、Mステの放送終了時間に合わせて、新たなPVをぶっ込んでくるという荒業をかまし、ファンはさらに混乱することとなりました。
それがこちら。期間限定公開らしいので、ご視聴はお早めに。
『Spica』は、1:30~。2番サビからラストサビ頭まで流れます。
では、感想や歌詞について書いていきます。
目次
【弾き語りについて】
『Spica』は、「BUMP OF CHICKEN TOUR 2017-2018 PATHFINDER」のさいたまアリーナで初披露され、1番のみ弾き語りで歌われました。
まさにサプライズであり、当日会場で聴けた方には「羨ましい」という感情しか浮かびませんね。
DVDで聴いた感想としては、素朴な歌詞に加え、弾き語りということもあり、しみじみとした気持ちになる曲でした。
【メロディについて】
その後、アニメ「重神機パンドーラ」の主題歌(ED)になったため、1番が音源で聴けるようになり、バックで流れるピコピコ音に宇宙を感じました。
サビの声がやはり格別ですね。1番は、終始、落ち着いたメロディで、最後の「いってきます」が沁みます。
そして、今回公開された2番。
バック音のドゥクドゥク(語彙力不足)がサビを盛り上げ、その後、コーラスに入るのですが、それがまた良い。
最初に聴いた時は、『angel fall』が進化したな、という印象でした。
『話がしたいよ』を聴いた時も感じたのですが、『Spica』の曲調には『COSMONAUT』期の雰囲気がありますね。
それから、何度か聴いていくうちに、これは『コロニー』のラストサビの感情表現が進化したものではないかと思い始めました。『angel fall』のCメロと、うまく合わさった感じがします。
【歌詞について】
気になった点をいくつか書きます。
名前ひとつ 胸の奥に カバンとは別に持ってきたよ
「カバン」というフレーズは、『ランプ』でも使われており、そこでは「もらえる限りの愛や安心を入れたカバン大事にしてきた」と唄われました。
『ランプ』では、カバンはひったくられてしまいますが、自分の中にある「ハートのランプ」の存在に気づくというストーリーでした。
『Spica』では、大事な「名前」は自分の胸の奥にあるので、カバンをひったくられても大丈夫な状態です。
もしかしたら関連があるかもしれませんね。
声に出せば 鳥になって 君へと向かう名前ひとつ
ここの歌詞、完全に『angel fall』ですよね。「鳥」と「小鳥」の違いはありますが。
「言葉」と「名前」に関連があるかどうかは、『Spica』の歌詞全体を見てみないと何とも言えません。
「今は無い星」「今もある星」って、スピカのことなんですかね?・・・違うか(笑)
終わりのない闇に飲まれたって 信じてくれるから立っていられる
描いた未来とどれほど違おうと 間違いじゃない 今君がいる
ここの歌詞は、『ray』を思い出します。
「晴天とはほど遠い終わらない暗闇にも 星を思い浮かべたならすぐ銀河の中だ」「大丈夫だ この光の始まりには君がいる」
また「星」が出てきました。まさか、これはスピk(以下略)
1番サビの歌詞も、とても良いですね。
どこからでも帰って来られるというフレーズには、世界観の進化を感じます。
「自分の心の中」に生きていく力を求めた『ダイヤモンド』から、「君」との関係の重要性を唄った『ひとりごと』『R.I.P.』『宇宙飛行士への手紙』などを経て、藤原氏の歌詞は進化してきました。
今回は、「君」との別離を経験して新たな強さを身に付ける主人公が描かれているように思います。
この世界観は、『ray』『記念撮影』にも少し見えていました。
今は一人だけれど、「僕の世界の真ん中」は、「君」の手との「繋ぎ目」にあるから「一人じゃない」というロジックでしょうかね。
『ray』でいう「この光の始まり」が、『Spica』でいうところの「繋ぎ目」と同義だとすれば、これは『ray』の世界観のその先を唄っているのかもしれません。
【まとめ】
何度か聴いてみて感じたことをまとめてみました。
シングルが手元に届いて歌詞カードを見ながら聴けば、もっといろいろ出てきそうです。
『Spica』の曲展開には驚きましたが、コーラス部分はかなり好きな部類です。
『話がしたいよ』も最高ですし、来月が待ちきれませんね。
ではでは。
『話がしたいよ』『シリウス』の感想は、こちら。