『沈黙のパレード』(東野圭吾 著、文藝春秋) 簡易レビュー

dandeです。

 

本日、書店に行ったところ、入口近くに平積みされていた東野圭吾氏の新作を目にし、Amazonレビューがやたら高評価だったので購入。

 

沈黙のパレード

沈黙のパレード

 

 

 

帰宅して読み始めると、あっという間に4時間ほどで読了しました。

 

本書は、ガリレオシリーズ最新作となります。

湯川もしっかり出てきます。出てくるどころか、かなり捜査に影響を与えます。刑事の捜査力とは一体。

 

内容は、THE・推理小説と言えるものです。


トリックは複雑ですが、筋は通っています。ちょっと偶然性に頼っている感は否めませんが、十分楽しめる内容でしょう。

事件の序盤に火災が起きるのですが、なぜ犯人が火をつける必要があるのだろうとずっと疑問に思っていました。これについては、最後にしっかり伏線回収され、スッキリできました。

 

物悲しい事件ですが、筆者の抱く理不尽な物事(司法の限界など)に対する怒りはわかりましたし、人情味の溢れる登場人物のやりとりも良かったです。

 

長編ですが読みやすく、心に残る作品だと思います。

お時間ある方は、ぜひ読んでみてください。

 

ではでは。