dandeです。
今回は、BUMP OF CHICKEN の新曲『Gravity』について感想を書いていきます。
目次
【『Gravity』】
前作『aurora arc』から約1年。
ついに新曲が発表されました。
『Gravity』はアニメ版・『思い、思われ、ふり、ふられ』の主題歌として起用されています。
私も鑑賞しましたが、思いっきり少女漫画でした。
なんだかんだ恋愛って素敵。
男性ですが普通に楽しめたので、私の感性はまだ死んでないなと安心しました。
【Gravity=重力】
Gravity(= 重力)というタイトル。
最初は Gravity が何を指しているのか、よくわかりませんでした。
「重力」と聞いてまず浮かぶのは、「逃れられないもの、避けられないものの象徴」という解釈。
Mr.Children のアルバム『重力と呼吸』でいう「重力」は、その意味で使われていたと思います。
何が避けられないのか。
タイアップ作品とあわせて考えると、「大切な人との離別」なのかなと感じました。
【歌詞・曲調について】
冒頭の歌詞が2人の関係性を示す秀逸な表現になっています。
帰ろうとしない帰り道 いつもどおり
視界の隅っこ ほとんど外 君が鼻をすすった
「視界の隅っこ ほとんど外」が特に好きですね、なかなか書けない歌詞だと思います。
BUMP特有のラストサビにおける歌詞変えも健在。
そんなの全て飛び越えて 子供のまま笑って
裸足のメロディー歌うから いつも今を許してしまう
笑顔のまま ずるいよな
(1番サビ歌詞より引用)
せーので全て飛び越えて 僕らのまま笑って
裸足のメロディー歌うから そして一緒に手を振るんだよ
笑顔のまま またねって
(ラストサビ歌詞より引用)
自分の本当の気持ちを隠して作り笑顔をする「僕」に対して「ずるいよな」と冷笑する1番から、「僕」と「君」の2人で一緒に笑って別れるラストサビに繋がっています。
自分の中で完結するか、相手との間で分かち合うかの違いですね。
この辺りの歌詞はまだ十分に解釈できておらず、ざっくりとしか書けません。
結構難しい歌だなと感じました。
曲調については、『話がしたいよ』の素朴さを継承している印象を受けました。
ラストサビまではドラムの主張も薄く、バックの重低音が曲を支えているのが特徴ですね。
これからも聴き続けたい楽曲だと思います。
ではでは。