制限改定(2019.7) 感想【前回の延長線上】

dandeです。

 

ついに、新しいリミットレギュレーションが発表されましたね。

 

前回の制限改定で規制・解除されたテーマが、今回改めて指定されている点が特徴的です。

 

dandee.hatenablog.com

 

 

全体的な感想としては、シンクロの緩和が熱い。

昔懐かしのカードの緩和もうれしいですね。 

 

 

  目次

 

 

【新リミットレギュレーション】

 

 

【新・禁止】


《トロイメア・マーメイド》
《破滅竜ガンドラX》

 

【新・制限】


《転生炎獣ガゼル》
《超雷龍-サンダー・ドラゴン》
雷鳥龍-サンダー・ドラゴン》
《レディ・デバッガー》
メタバース

 

【新・準制限】


《ABC-ドラゴン・バスター》
《SPYRAL-ジーニアス》
ダーク・アームド・ドラゴン
《ダーク・グレファー》
《ダイナレスラー・パンクラトプス》
《TGハイパー・ライブラリアン》
《デビル・フランケン》
《氷結界の龍トリシューラ》
《影霊衣の反魂術》
《魔鍾洞》

 

【制限解除】

 

E・HEROエアーマン
《真竜拳士ダイナマイトK》
《餅カエル》
《ルドラの魔導書》
《神の宣告》
《停戦協定》

 

 

【個々のカードに対する感想】

 

 

・《トロイメア・マーメイド》

 前回の《トロイメア・ゴブリン》に続き、禁止カードへ。

 こうなると、もはや【トロイメア】というテーマ自体が失敗だったのではないかと感じます。

 

・《破滅竜ガンドラX》

 前回の《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》に続き、ついに禁止カードへ。

 

・《転生炎獣ガゼル》

 前回の《SRベイゴマックス》に続き、制限カードへ。

 《レディ・デバッガー》も規制され、【転生炎獣】にとっては大打撃と言えるでしょう。

 

・《メタバース

 【魔鍾洞】のあおりを受けた形で制限カードへ。

 いろいろな使い方ができるカードなので、正直残念ですが、致し方ないですね。

 

dandee.hatenablog.com

 

・《ABC-ドラゴン・バスター》

 前回の《ユニオン格納庫》に続き、準制限カードに緩和。

 そろそろ【ABC】の復権なるか。

 

・《ダーク・アームド・ドラゴン

 2014年4月にも一度、準制限に緩和されていますが、すぐに制限カードに戻された歴史があります。

 1:3交換をかますカードパワーは健在ですが、手札誘発が充実した現代遊戯王においては制御可能と判断されたということでしょうか。

 リンク召喚を絡めれば「墓地闇3体(ボチヤミサンタイ)」の条件を満たすのは容易であり、危険な香りがします。歴史は繰り返す。

 

・《ダーク・グレファー》

 前回の《終末の騎士》に続き、準制限カードへ。

 【インフェルニティ】使いにとっては、せっかくのシンクロ緩和に水を差された形になりました。

 

・《TGハイパー・ライブラリアン》

 シンクロモンスターの雄とも言えるこのカード。

 【TG】にとって嬉しい緩和となったのはもちろんですが、《氷結界の龍トリシューラ》も準制限に緩和されており、【インフェルニティ】の全盛期を思い出した方もいるのではないでしょうか。

 次の改定で《氷結界の龍トリシューラ》が制限解除となるのか、注目です。

 

・《デビル・フランケン》

 2016年10月に制限カードとなってから、初めての緩和です。

 ライフコストも重く、リンク召喚システムの影響で複数回の発動によるソリティアも難しくなっているため、大きな影響はなさそうです。

 

・《魔鍾洞》

 カード発売から間もなくの規制となりました。

 なぜ出したのか、という声が聞こえてきそうです。

 

・《E・HEROエアーマン

 前回の《ヒーローアライブ》に続き、緩和されました。エアーマンが3枚積める時代の再来。

 

・《真竜拳士ダイナマイトK》《餅カエル》《ルドラの魔導書》

 前回に続き、緩和されました。

 バテルドラがまたできるようになりましたね。悪用されないか心配。

 

・《神の宣告》

 こちらも前回に引き続き、緩和されました。

 個人的には、地味に驚いた一枚。

 2009年9月以来の無制限です。

 【剣闘獣】に3枚積まれていたイメージが強いですが、その【剣闘獣】もどうやら7月に新規が来るようです。たまたまかもしれませんが、罠ビ寄りの【剣闘獣】を組め、という神のお告げのように感じます。神の宣告だけに。

 残るは《神の通告》ですが、こちらはライフコストも少なく、制限解除になるかどうかは怪しいところ。

 

 

以上、ざっくり感想を書きました。

 

新しい環境に備え、デッキ調整を進めましょう。

 

ではでは。

究極地縛神【地縛地上絵でサーチできるが・・・】

dandeです。

 

今回は、6月8日発売予定のデュエリストパック-レジェンドデュエリスト編5-に収録される《究極地縛神》を取り上げます。

 

【地縛神】魔法・罠カードをサーチする効果を持つ《地縛地上絵》に対応した、待望の新規カードです。

 

dandee.hatenablog.com

 

 

 

です。

 

 

 

  目次

 

 

【《究極地縛神》】

 

 

f:id:dandee:20190608111556j:plain

永続罠
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドに通常召喚された「地縛神」モンスターが存在する場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。

 

究極という名前から放たれる、あまりに控えめな効果。

 

弱いとまでは言いませんが、条件の厳しさと見合っていない気がします。

 

 

【フリーチェーンのモンスター破壊】

 

 

「フリーチェーンの破壊効果」「永続罠」と聞くと、かなり強い印象を受けますね。

まさに【地縛神】版・《掃射特攻》である、と。

 

永続罠
(1):1ターンに1度、自分フィールドの機械族XモンスターのX素材を任意の数だけ取り除き、その数だけフィールドのカードを対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドの機械族Xモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合、自分の墓地からこのカードと機械族Xモンスター1体を除外して発動できる。
除外したモンスターのランク×200ダメージを相手に与える。

 

ですが、こちらは《掃射特攻》と異なり、魔法・罠カードを破壊できません。

 

この差は、非常に大きい。

 

【地縛神】は、直接攻撃できるところに強みがあり、モンスターを除去する必要性がそもそも薄いからです。

 

また、《地縛超神官》の効果を使えば、【地縛神】を通常召喚したターンに一気にワンキルまで持ち込めてしまうので、《究極地縛神》の効果を使う余地がないのも気になるところ。

 

dandee.hatenablog.com

 

 

普通の【地縛神】デッキでの活用は難しそうなので、何か別のデッキへの採用を考えてみるのがよさそうです。

 

ではでは。

星の金貨【大暴落】

dandeです。

 

今回は、《星の金貨》を取り上げます。

 

普通に使えば、3:2交換でアド損ですが、相手の手札を増やしながらドローできる珍しいカードです。

 

 

  目次

 

 

【《星の金貨》】

 

 

f:id:dandee:20190608151424j:plain

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札を2枚選んで相手の手札に加える。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。

 

自分の手札の中から任意のカードを渡せるので、《マインドクラッシュ》等とのコンボが出来る他、《The suppression PLUTOとのコンボも強力です。

 

効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2600/守2000
(1):1ターンに1度、カード名を1つ宣言して発動できる。
相手の手札を全て確認し、その中に宣言したカードがあった場合、以下の効果から1つを選んで適用する。
●相手フィールドのモンスター1体を選んでコントロールを得る。
●相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。
その後、破壊したその魔法・罠カードを自分フィールドにセットできる。

 

《The suppression PLUTO》は、《ダーク・オカルティズム》でサーチできるので、コンボも決めやすいでしょう。

 

dandee.hatenablog.com

 

 

【《大暴落》とのコンボ】

 

 

先攻1ターン目に《星の金貨》を発動すると、相手の手札は7枚になります。

 

そのまま相手ターンに移れば、相手の手札は8枚。

 

つまり、《大暴落》の出番ですね。

 

通常罠
相手の手札が8枚以上ある時に発動する事ができる。
相手は手札を全てデッキに加えてシャッフルした後、カードを2枚ドローする。

 

決まれば、実質ハンデス

 

《大暴落》は、《トラップトリック》《悪魔嬢リリス》等で持って来れるので、コンボとしては比較的決めやすいでしょう。

 

dandee.hatenablog.com

 

 

もし先攻1ターン目で決められなければ、《メタモルポット》等で相手の手札を増やして再度トライしましょう。

 

 

【ユニコールとの相性も良さそう】

 

 

星の金貨》は、相手の手札枚数を2枚増やします。

 

相手の手札枚数を調整しながら戦うデッキと言えば、【ユニコール・コントロール】ですね。

 

【ユニコール・コントロール】とは、《魔轟神獣ユニコール》シンクロ召喚して、自分と相手の手札枚数を同じにしながら、相手の使用カードをすべて無効にしていくコントロールデッキです。

 

シンクロ・効果モンスター
星4/光属性/獣族/攻2300/守1000
「魔轟神」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在し、お互いの手札が同じ枚数である限り、相手が発動した魔法・罠・効果モンスターの効果は無効化され破壊される。

 

星の金貨》があれば、自分の手札が相手より多い時に、対応がしやすくなります。

 

また、【魔轟神】を相手に渡して《手札抹殺》を発動すれば、「手札から墓地へ捨てられた時」の効果を使えるのも相性が良いといえます。

 

 

※ 後日、デッキを組みました。 

 

dandee.hatenablog.com

 

 

ではでは。

地縛超神官 デッキ【タツノオトシオヤ】

dandeです。

 

今回は、《地縛超神官》を取り上げます。

 

イラストは、アニメ「遊戯王5D’s」に登場するレクス・ゴドウィンをモデルにしていると思われ、効果もド派手ですね。

 

 

 

 

【《地縛超神官》】

 

 

 

効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2900/守2900
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):Sモンスターが自分のフィールド・墓地の両方に存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分のデッキ・墓地から「地縛神」モンスター1体を選んで手札に加える。
(3):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、「地縛神」モンスターが召喚された場合に発動できる。
相手のLPは3000になる。

 

最上級モンスターですが、(1)効果でSSできるため、積極的に狙っていきたいところ。

《ダーク・オカルティズム》に対応しており、このカード自体のサーチも容易です。

 

dandee.hatenablog.com

 

 

基本的な使い方としては、(2)効果でサーチした【地縛神】を召喚し、(3)効果で相手のライフポイントを3000にした後で、【地縛神】のダイレクトアタックで勝負を決める、といったところでしょう。

 

攻撃力3000以上の【地縛神】は、今のところ《地縛神Uru》《地縛神Ccapac Apu》の計2体です。

 

 

【《タツノオトシオヤ》】

 

 

タツノオトシオヤ ノーマル 遊戯王 リンクヴレインズパック3 lvp3-jp098

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《地縛超神官》の(1)効果を使うために、今回は《タツノオトシオヤ》を採用しました。

 

効果でトークンを3体SSして、《源竜星-ボウテンコウ》⇒《瑚之龍》の順にシンクロ召喚することで、フィールド・墓地の両方にシンクロモンスターを置けます。

さらに、《地縛超神官》の(2)効果でサーチした【地縛神】のアドバンス召喚のコストに、《瑚之龍》+トークン1体を充てることもできるので、相性は抜群です。

 

《タツノオトシオヤ》は、《邪竜星-ガイザー》の効果で、デッキからSSできますね。

 

 

レベル7シンクロを出す方法は多数ありますが、今回は《バスター・スナイパー》を採用しました。

 

dandee.hatenablog.com

 

 

その理由は、召喚権の不足にあります。

 

 

【召喚権を増やす】

 

 

《地縛超神官》の(3)効果を使うには、【地縛神】を召喚するための召喚権を残しつつ、《地縛超神官》を場に出さなければいけません。

 

実際にデッキを仮組みしてみると、これがなかなか難しい。

 

そこで、召喚権を消費せずに《邪竜星-ガイザー》をシンクロ召喚する方法を考えることにしました。

 

最初に注目したのは、《脳開発研究所》でした。

 

 

 

フィールド魔法は、【地縛神】デッキには必須ですが、その中でも召喚権を増やしてくれるカードは、《脳開発研究所》《光の霊堂》《化合電界》《機殻の要塞》《ヴァンパイアの領域》の計5枚しかありません。

 

遊戯王 光の霊堂(レア) シャイニング・ビクトリーズ (SHVI) シングルカード SHVI-JP059-R

 

《光の霊堂》も、【光属性・レベル1・チューナー】を追加召喚できて良さげなのですが、そこから《邪竜星-ガイザー》まで繋げるのが難しい。

 

《脳開発研究所》で追加召喚する【サイキック族】は、《サイキック・リフレクター》です。

 

 

 

これ1枚で《邪竜星-ガイザー》が出せますね。

 

そして、このカードに繋がるもう1枚のカードが、上述した《バスター・スナイパー》です。

 

 

さて、《バスター・スナイパー》は【獣戦士族】。

 

【獣戦士族】・【召喚権の追加】といえば、そう。

 

 

 

《炎舞-「天枢」》ですね。

 

 

今回は素引きする形にしましたが、【炎星】要素を取り入れて、《炎舞-「天枢」》を積極的にサーチしていく構築もいいかもしれませんね。

 

 

【デッキレシピ】

 

 

最後にデッキレシピを載せて終わります。

 

 

地縛神Ccapac Apu 1
地縛超神官3
トーチ・ゴーレム1
タツノオトシオヤ2
バスター・スナイパー3
バスター・ビースト1
サイキック・リフレクター3
増殖するG 3
脳開発研究所3
死皇帝の陵墓3
テラ・フォーミング1
ダーク・オカルティズム3
緊急テレポート2
炎舞-「天枢」3
炎舞-「天キ」2
墓穴の指名者3
死者蘇生1
ハーピィの羽根箒1
バスター・モード1

計40

【EX】

源竜星-ボウテンコウ1
瑚之龍2
月華竜ブラック・ローズ1
邪竜星-ガイザー2
輝竜星-ショウフク1
リンクリボー2
アカシック・マジシャン2
セキュリティ・ドラゴン1
水晶機巧-ハリファイバー1
トロイメア・ユニコーン1
鎖龍蛇-スカルデット1

インティクイラ デッキ【神官アスカトル・スーパイ】

dandeです。

 

今回は、《使神官-アスカトル》《死神官-スーパイ》を採用した【インティクイラ】デッキの紹介です。

 

 

 

 

【神官-アスカトル・スーパイ】

 

 

dandee.hatenablog.com

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《使神官-アスカトル》《死神官-スーパイ》の基本的な使い方を ↑↑↑ の記事で紹介しています。

 

 

【デッキレシピ】

 

 

使神官-アスカトル3
死神官-スーパイ3
太陽の神官3
太陽風帆船1
赤蟻アスカトル2
スーパイ3
憑依装着-ライナ2
光霊使いライナ3
ランリュウ2
黒き森のウィッチ3
妖醒龍ラルバウール2
救魔の標3
ルドラの魔導書2
星遺物の守護竜3
ワン・フォー・ワン1
ハーピィの羽根箒1
激流葬3

計40

【EX】

星杯の神子イヴ2
レッド・ワイバーン1
ブラック・ローズ・ドラゴン1
月華竜ブラック・ローズ1
月影龍クイラ2
太陽龍インティ2
PSYフレームロード・Ω1
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン2
アルティマヤ・ツィオルキン2
水晶機巧-ハリファイバー1

 

 

【デッキ解説】

 

 

上記の《使神官-アスカトル》《死神官-スーパイ》の記事と重複する部分がありますが、ざっと書いていきます。

 

基本的な動きとしては、《憑依装着-ライナ》の効果で《使神官-アスカトル》をサーチして、《太陽龍インティ》をシンクロ召喚する流れです。

 

f:id:dandee:20190608150921j:plain

 

 

自己SS効果持ちの《太陽の神官》が【光属性】なので、《太陽の神官》+《光霊使いライナ》をリリースして、デッキから《憑依装着-ライナ》をSSすることができます。

 

《使神官-アスカトル》は、《黒き森のウィッチ》の効果でサーチすることもできるので、あわせて使っていきましょう。

一度サーチしてしまえば、《救魔の標》で回収もできますね。

  

 

また、《死神官-スーパイ》が手札にあれば、《アルティマヤ・ツィオルキン》まで繋げられるのは、上記の記事に書いた通りなので、そちらを参照ください。

 

《死神官-スーパイ》は、サーチ手段が少なく、今回は《妖醒龍ラルバウール》を採用しました。ただ、積極的に狙うのは難しいかもしれません。

 

 

解説は以上です。

 

ではでは。

地縛地上絵【地縛神にもハリファイバーが入る時代に】

dandeです。

 

今回は、6月8日発売予定のデュエリストパック-レジェンドデュエリスト編5-に収録される《地縛地上絵》を取り上げます。

 

 

  目次

 

 

【《地縛地上絵》】

 

 

f:id:dandee:20190608151049j:plain

フィールド魔法
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドにレベル10モンスターが存在する限り、このカードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分が「地縛神」モンスターをアドバンス召喚する場合、Sモンスター1体を2体分のリリースにできる。
(3):Sモンスターが特殊召喚された場合に自分はこの効果を発動できる。
デッキから「地縛神」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

 

(1)効果は、一見すると、《神縛りの塚》と同じテキストのようですが、効果は全く異なるので注意です。

 

フィールド魔法
(1):フィールドのレベル10以上のモンスターは効果の対象にならず、効果では破壊されない。
(2):フィールドのレベル10以上のモンスターが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
破壊されたモンスターのコントローラーは1000ダメージを受ける。
(3):フィールドのこのカードが効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから神属性モンスター1体を手札に加える。

 

《神縛りの塚》は、レベル10モンスターの破壊を防ぎますが、《地縛地上絵》は、《地縛地上絵》自身の破壊を防ぐだけなので、モンスターには耐性は付きません。

 

どちらを採用するかは、デッキの内容によりますね。

 

(3)効果については、現時点では《地縛神の復活》《地縛神の咆哮》の2種類のみで、いずれも強力なカードとは言いがたいです。

今後、新規カードが出る可能性は高いので、続報を待ちましょう。

 

 

【地縛神にもハリファイバーが入る?】

 

 

《地縛地上絵》の (2)効果は、シンクロモンスターを2体分のリリースコストにできる効果です。

 

同パックに収録される《地縛超神官》シンクロモンスター関連の効果がありますね。

 

dandee.hatenablog.com

 

 

 

《地縛地上絵》と《地縛超神官》の両方を使うデッキを考えると、思い浮かぶのは《水晶機巧-ハリファイバー》

 

リンク・効果モンスター(制限カード
リンク2/水属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:左下/右下】
チューナー1体以上を含むモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
手札・デッキからレベル3以下のチューナー1体を守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。
(2):相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにフィールドのこのカードを除外して発動できる。
EXデッキからSモンスターのチューナー1体をS召喚扱いで特殊召喚する。

 

もはや説明不要のリンクモンスターですが、《水晶機巧-ハリファイバー》の(2)効果がポイントです。

 

【地縛神】に採用されるカードは、全体的にレベルが高く、シンクロ召喚の素材には向きません。

そこで、とりあえず《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚し、相手ターンにシンクロモンスターをSSすればいいんじゃないか、となる訳です。

 

《地縛地上絵》の(3)効果も使えますしね。

 

 

組み合わせるカードは、《連撃の帝王》

 

永続罠
(1):1ターンに1度、相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにこの効果を発動できる。
モンスター1体をアドバンス召喚する。

 

《水晶機巧-ハリファイバー》の効果でSSした《フォーミュラ・シンクロン》をコストに【地縛神】をアドバンス召喚できます。

 

《地縛超神官》を使うデッキでは、召喚権が不足しがちなので、相手ターンにもアドバンス召喚できるギミックは貴重です。

 

 

これからの【地縛神】デッキは、チューナーを採用した型が主流になるかもしれませんね。

 

チューナー自体は、汎用カードの《灰流うらら》や《亡龍の戦慄-デストルドー》など、使いやすいものも多いので一度検討してみてはどうでしょうか。

 

ちなみに、同パックに収録される《使神官-アスカトル》《死神官-スーパイ》も強力なのですが、こちらは《水晶機巧-ハリファイバー》が出せなくなるのでご注意を。

 

dandee.hatenablog.com

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ではでは。

死神官-スーパイ【アルティマヤ・ツィオルキン】

dandeです。

 

今回は、6月8日発売予定のデュエリストパック-レジェンドデュエリスト編5-に収録される《死神官-スーパイ》を取り上げます。

 

前回紹介した《使神官-アスカトル》とはまた違った活用が可能なモンスターです。

 

dandee.hatenablog.com

 

 

  目次

 

 

【《死神官-スーパイ》】

  

 

 

効果モンスター
星5/地属性/魔法使い族/攻2200/守1900
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカード以外の手札を1枚捨てて発動できる。
このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。
その後、手札・デッキから「スーパイ」1体を特殊召喚できる。
この効果を発動するターン、自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

《使神官-アスカトル》と同様、手札1枚を捨てて自身をSS、デッキから《スーパイ》をSSできます。

 

 

チューナー(効果モンスター)
星1/地属性/悪魔族/攻 300/守 100
フィールド上のこのカードがカードの効果によって墓地へ送られた時、デッキから「太陽の神官」1体を特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃力が倍になり、このターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。

 

《スーパイ》は、単体では決して強力なモンスターとは言えませんが、種族が【悪魔族】なので、《レッド・ライジング・ドラゴン》のシンクロ召喚に使えることは、知っておいた方がいいでしょう。

 

 

シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/ドラゴン族/攻2100/守1600
悪魔族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した時、自分の墓地の「リゾネーター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分はドラゴン族・闇属性Sモンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地のレベル1の「リゾネーター」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスター2体を特殊召喚する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

 

《死神官-スーパイ》の効果を使用したターンは、EXデッキからシンクロモンスターしかSSできない制約がありますが、【レッド・デーモン】はシンクロ召喚のみで十分に動けるギミックなので、大きな問題にはなりません。

 

 

【《アルティマヤ・ツィオルキン》】

 

 

 

シンクロ・効果モンスター
星0/闇属性/ドラゴン族/攻   0/守   0
ルール上、このカードのレベルは12として扱う。
このカードはS召喚できず、自分フィールドの表側表示のレベル5以上で同じレベルの、チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分フィールドに魔法・罠カードがセットされた時に発動できる。
「パワー・ツール」Sモンスターまたはレベル7・8のドラゴン族Sモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
(2):フィールドのこのカードは、他の自分のSモンスターが存在する限り、攻撃対象及び、効果の対象にならない。

 

《死神官-スーパイ》は、レベル5。

効果で呼び出すのは、レベル1チューナー。

 

ということは、レベル4を追加でSSできれば、《アルティマヤ・ツィオルキン》まで繋がりますね。

 

今回注目したのは、《ランリュウ》です。

 

効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1500/守 200
(1):「ランリュウ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、「ランリュウ」以外の自分の墓地の攻撃力1500/守備力200のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

 

《死神官-スーパイ》が【魔法使い族】なので、《ランリュウ》を(2)効果でSSできます。

 

続きは、以下のような動きになります。

 

 《スーパイ》+《ランリュウ》の2体で《星杯の神子イヴ》をシンクロ召喚

⇒効果で、デッキから《星遺物の守護竜》をサーチ

⇒《星遺物の守護竜》を発動し、墓地から《ランリュウ》をSS  or  回収

⇒《死神官-スーパイ》+《星杯の神子イヴ》の2体で《アルティマヤ・ツィオルキン》をシンクロ召喚

⇒《星遺物の守護竜》の効果で、《アルティマヤ・ツィオルキン》をメインモンスターゾーンに移動させる

⇒《アルティマヤ・ツィオルキン》の効果で、好きなレベル7・8【ドラゴン族】シンクロモンスターをSS

 

【神官】の手札コストで手札が減りがちなので、《星遺物の守護竜》の回収効果を使う場面も多々あります。

 

ちなみに、《アルティマヤ・ツィオルキン》の効果で《太陽龍インティ》をSSするとイケメンになれるらしいです。

 

ではでは。