dandeです。
今回は、【ラーの翼神竜】デッキを紹介します。
《クリッター》1枚から《ラーの翼神竜》を召喚するルートを搭載した後攻ワンキル型になります。
【ラーの強化について】
先日発売したデュエリストパックにより、【ラーの翼神竜】は多数の新規カードを手に入れました。
《ラーの翼神竜》のOCG化は 2010年。
「このカードは特殊召喚できない。」の衝撃からもう10年になるんですね。
月日が経つのは早いものです。
今回の新規カードは、すでに登場していた《ラーの翼神竜-球体形》《ラーの翼神竜-不死鳥》との兼ね合いよりも、《ラーの翼神竜》そのものの強化に焦点が当てられています。
その中で最も重要といえるのが《古の呪文》。
《ラーの翼神竜》をサーチしながら追加でアドバンス召喚までできる最強のサポートカードです。
《ラーの翼神竜》のアドバンス召喚に必要な3体を、召喚権を使わずに用意することは至難の技です。
このため、《古の呪文》は必須カードであり、いかに早く《古の呪文》を握るかが重要になります。
《古の呪文》のサーチ手段としては、《ガーディアン・スライム》が非常に優秀です。
自身の効果でSSでき、防御札としても使える1枚。
《ユニオン・キャリアー》の効果で、《水晶機巧-ハリファイバー》などに装備してサーチ効果に繋げる動きが強力です。
【ラーの翼神竜】にはいろいろなデッキタイプがありますが、デッキを組む上で、この2枚は外せないでしょう。
その他サポートカードとしては、《ゴッド・ブレイズ・キャノン》も優秀です。
《ラーの翼神竜》に完全耐性を付与できるので、ワンショットキルを通すのに役立ちます。
今回は採用していませんが、《千年の啓示》もおもしろい1枚。
原作ファンとしては 「ししゃしょしぇい」《死者蘇生》で《ラーの翼神竜》を蘇らせるのはロマンの塊です。
ただ、SSされた《ラーの翼神竜》を活かす手段が《太陽神合一》など限られており、実戦にはやや不向きだと感じました。
【デッキレシピ】
ラーの翼神竜2
ラーの翼神竜-球体形2
ラーの翼神竜-不死鳥1
ガーディアン・スライム3
究極封印神エクゾディオス2
失楽の魔女2
魔界発現世行きデスガイド2
クリッター3
神樹のパラディオン2
幻獣機オライオン1
ジェット・シンクロン1
灰流うらら3
増殖するG 2
古の呪文3
ゴッド・ブレイズ・キャノン1
ライトニング・ストーム3
禁じられた一滴3
墓穴の指名者3
ハーピィの羽根箒1
計40
【EX】
神・スライム3
武力の軍奏1
虹光の宣告者1
超弩級砲塔列車グスタフ・マックス1
転生炎獣アルミラージ1
リンクリボー2
リンクロス1
水晶機巧-ハリファイバー1
ユニオン・キャリアー1
リプロドクス1
I:Pマスカレーナ1
トロイメア・ユニコーン1
【勝ち筋について】
【ラーの翼神竜】3形態のうち、デッキの主軸としたのは《ラーの翼神竜》。
上記のとおり、今回の新規カードが《ラーの翼神竜》そのものの強化に軸足を置いている以上、あえて他の形態に寄せた構築をすると、デッキパワーが落ちるためです。
そして《ラーの翼神竜》を最大限に活かすため採用したのが《クリッター》1枚からの展開ルート。
ルートだけこちらにも転記しておきます。
よく使われる【ハリ+オライオン+リンクロス+武力】の応用です。
《クリッター》を通常召喚
⇒《クリッター》1体で《転生炎獣アルミラージ》をリンク召喚
⇒《クリッター》の効果で、デッキから《神樹のパラディオン》をサーチ
⇒《神樹のパラディオン》の効果で自身をSS
⇒《転生炎獣アルミラージ》+《神樹のパラディオン》の2体で《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚し、効果でデッキから《幻獣機オライオン》をSS
⇒《水晶機巧-ハリファイバー》1体で《リンクロス》をリンク召喚し、効果でリンクトークン2体をSS
⇒《幻獣機オライオン》+リンクトークンの2体で《武力の軍奏》をシンクロ召喚
⇒《武力の軍奏》の効果で、墓地から《神樹のパラディオン》をSSし、墓地の《幻獣機オライオン》の効果で、幻獣機トークン1体をSS
⇒《武力の軍奏》+幻獣機トークンの2体で《ユニオン・キャリアー》をリンク召喚
⇒《ユニオン・キャリアー》の効果で、デッキから《ガーディアン・スライム》を《神樹のパラディオン》に装備
⇒《神樹のパラディオン》+リンクトークンの2体で《虹光の宣告者》をシンクロ召喚
⇒墓地の《ガーディアン・スライム》の効果で、デッキから《古の呪文》をサーチ
⇒《古の呪文》を発動し、デッキから《ラーの翼神竜》をサーチ
(このターン、追加でアドバンス召喚が可能になる)
⇒《古の呪文》の墓地効果を発動
⇒《リンクロス》+《ユニオン・キャリアー》+《虹光の宣告者》の3体をリリースして《ラーの翼神竜》をアドバンス召喚
⇒《ラーの翼神竜》の効果で、自身の攻撃力をアップ
《幻獣機オライオン》の代わりに《ジェット・シンクロン》をSSしても、《ラーの翼神竜》の召喚が可能です。
(《ジェット・シンクロン》+手札コスト1枚で、《リンクリボー》2体をリンク召喚し、《リンクリボー》2体で《ユニオン・キャリアー》をリンク召喚)
上記のルートで召喚される《ラーの翼神竜》の攻撃力は 10400。
《ラーの翼神竜》によるワンショットキルが容易になったため、勝ち筋をここに特化することとしました。
上記のルートで使うモンスター一式は《究極封印神エクゾディオス》でまとめてデッキに戻せるので、《クリッター》が手札にあれば再び同じコンボができます。
《究極封印神エクゾディオス》は、攻撃宣言時にデッキからモンスターを墓地に送る効果もあるので、《ラーの翼神竜-不死鳥》を墓地に送る手段としても使えるのがポイントです。
さらに、《リプロドクス》の効果で【水族】に変更すれば《神・スライム》に変換できるシナジーもあります。
《クリッター》を使った展開ルートは、必要札が少なく、汎用妨害カードにスペースを割けるのも特徴です。
そこで今回、ワンキル補助として採用したのが《ライトニング・ストーム》と《禁じられた一滴》。
前者は言うまでもなく相手の盤面を崩す役割ですが、後者はそれだけでなく【ラーの翼神竜】とも相性が良い1枚です。
【《禁じられた一滴》について】
《禁じられた一滴》は、制圧系モンスターが複数展開されている場合に、それらの効果をまとめて無効にできる優秀な返し札です。
発動コストとして手札・フィールドからカードを墓地へ送る必要があり、そのコストとして《ガーディアン・スライム》を捨てると、《ガーディアン・スライム》のサーチ効果が使えます。
また、手札にあると死に札になる《ラーの翼神竜-不死鳥》を墓地に送れるのもポイント。
《禁じられた一滴》は、《失楽の魔女》の効果でサーチできます。
今回は採用していませんが、リクルート効果で《ラーの使徒》をSSできることも覚えておいて損はないでしょう。
通常召喚した《失楽の魔女》は《転生炎獣アルミラージ》に変換でき、《神樹のパラディオン》が手札にあれば、上記の《クリッター》展開と同じ動きができます。
《禁じられた一滴》を加えながら《ラーの翼神竜》を召喚できるワンキルルートになりますね。
また、このとき《ラーの翼神竜-不死鳥》が墓地にあれば、《ラーの翼神竜》の攻撃後に《禁じられた一滴》を発動し、《ラーの翼神竜》を墓地に送ることで、墓地から《ラーの翼神竜-不死鳥》をSSして追撃するコンボも可能です。
【まとめ】
ここまでコンボやシナジーを中心に書いてきましたが、結局のところ、着地点は《ラーの翼神竜》ただひとつです。
他のカードは、《ラーの翼神竜》の引き立て役にすぎません。
巷では《ラーの翼神竜》を「要介護竜」と呼ぶ不届き者がいます。
彼らに攻撃力1万超えのゴッド・ブレイズ・キャノンをぶちかまし、神の力を思い知らせましょう。
デッキ解説は以上です。
ではでは。